暑い夏が今年も来る

 それは重々承知。日本には四季が有る。必ず夏という季節が巡ってくる。


 だが、しかし、それでも。


 毎年グレードアップする暑さには辟易する。あたかもボジョレーヌーボーの出来具合のように形容修飾もグレードアップ。


 今更、四十年以上前の話をしても仕方がないが、本当に三十度という温度が記録的暑さだった時代がある。エアコンの稼働など一夏の間で数えるほどしかない夏が有った。扇風機どころか、蚊帳を貼って縁側から吹き込む夕方以降の風で凌げた夏は存在した。


 今ではエアコンは生命維持装置と同義語になりつつある。

 エアコンでも間に合わないほどだ。


 私としても寝ている間に熱中症で非常事態に陥るのは避けたいので普段から暑熱順化を間に合わせるべく、朝の早くから体温が上がりやすい筋トレやボクササイズで発汗を促進して暑さに慣れる訓練をしているつもりだ。


 毎年……というか、日常的に体温が上がりやすくなる運動は継続しているが、夏場は何もしていないのに参りそうになる。暑すぎてだらけてしまい、創作に関する様々な内向的活動が衰える。私の作品群で夏場に新作が出るのが少ないのはそういった理由だ。


 一番堪えるのは、参るのは人間だけではなく、執筆に用いるパソコンも熱暴走で電源が落ちやすい事だ。


 これは本当に参る。


 エアコンを我慢するのはある程度我慢できてもマシンは我慢できない。


 今のパソコンは低価格帯のBTOだが、オプションでファンを強力にしている。背面や側面に物を置かないようして熱がこもるのを防いでいる。エアコンの冷風が直撃するような位置に設置している。


 夏本番が到来する前から暑い暑いと嘆いていていも仕方がないので、少しでも涼を得ようと無い知恵を絞るが、夏は裸以上に脱ぐものが無いので困ったものだ。寧ろ、ウォーキングする時はあらかじめ、シャツを水で濡らして軽く絞ってそれを着て歩いている。


 体調のいい時は濡らしたシャツで間に合うが、通院の時などは更に首に冷却剤を巻いたタオルを引っ掛けて自転車を漕ぐ。ウォーキングの時間と自転車を漕いでいる時間を比較したら、どう考えても自転車を漕いでいる時間の方が短いのに体温の上昇は異常なほど早い。


 じゃあ、心肺能力増強のために運動として自転車を漕げばいいではないか! と思った次第で、今現在、ポタリング的に自転車での運動を思案中。


 そうなると……時間が大きな課題になる。


 今でさえ、日常生活と創作活動と運動をこなしている。二十四時間しかない一日をいかに有効に使おうかと頭をひねっている。スケジュール管理大好きで手帳大好き人間なのだから今こそ、自慢の手帳術を披露する時ではないか! と意気込んでいる。


 いきなり話は変わるが、暑い夏だが、九月始まりの手帳発売目前!

 手帳界隈に住む手帳オタクや文房具オタクはもうソワソワして何も手に付かないのではないだろうか?


 私も気がそぞろになりつつある。


 九月始まりの手帳、もうすぐ発売。

 それを思うと今年の暑さも何とか生き抜こうと強く誓いを新たにする。


 それはそうと、何故、九月に手帳を発売するのだ? 新年度のカレンダー発売時期に被せているのか? 有識者、コメントに開陳求む!

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