特価本の雑然とした本棚に寄贈本を手にとる淋しさ
僕は名の知れていない作家の短歌本を読むのが好きです。
著名な方の本は手に入りやすいのですが、そうでない作家の本はまさに一期一会、その時買わないと二度と目にする機会がありません。
名が知れていないとはいえ出版本ですので、とても勉強になります。
何より古本で安く手に入るが最大の魅力です。
短歌が商売にならないとはいえ、贈呈と書かれた栞が挟んであると、短歌を愛する身としては世知辛さが身に沁みます。
折角の機会ですのでおすすめを紹介。
篠原霧子「白炎」
賞を獲っているので知られていない訳ではないですが、出版本はこれ一冊です。
かなり異質の耽美的魅力があります。
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