第2話 仮面舞踏会



目がくらむような装飾の仮面

今、向き合い、互いの心理を探る


出会いを求めてなのか、

新しい世界を求めてなのか、

ここに揃った面々は

どこか緊張している様に見える




男に対して上目遣いをする女

「色仕掛け」というものだろうか


男は高学歴を見せつける 

しかし、無駄だと気づいたのか

ついには男も上目遣いをしだした



気に入られようと必死な色が目に浮かぶ


皆、口元の引き攣った笑顔は絶やさない











こいつらは生きていて楽しいんだろうか


お天道様は気まぐれなヤツだが、それと戯れている時の方が

それか 少し大きめの煮干しを食べている時の方がよっぽど幸せで楽しいだろう







そうだ、今日は俺もこの上目遣いとやらを使ってあの子にご飯をねだってみようか



答えを出し、空腹に気づいた俺は

彼らに背を向け歩き出す













今までの数多くの功績を貼り付けた仮面をつけた面々



「これで、最終審査、面接を終了します。」









声が響いた



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山motoⒸ @C_yamam0

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