戦闘
でも調べるってどうすればいいんだろう。俺はここの場所を知らないし、「この壁の材質はこういうものだ」みたいな専門知識もないしな。そういえば鑑定って対象指定すればその情報を得られるんだったよね良い。だったら、この壁とかを指定すればこの壁がどういうものなのかわかるんじゃないか。
この壁を鑑定
『ダンジョン•メルテノの壁』
水の魔力が込められている壊すことができない壁。貴重な魔力石が大量に含まれているため、多くの研究者が研究対象としている
えっはっ?ダンジョン、嘘でしょ。もしアニメとかの通りだったらめちゃくちゃ危険な場所じゃないか。どうしよう探索を中止するか?あれ、でも俺今石だし、もしモンスターとかがいても無視されるんじゃないか。一応生物ってことにはなってるけど、石をわざわざ攻撃することもないと思うし。うん大丈夫だと信じて進んでみますか。
10分後
特に何かに襲われるということはないな。俺の知ってるダンジョンとは違うのかな。もしかしたらモンスターとかがいないのかもしれない。結構楽勝かもしれないな。
と、思っていた時が俺にもありました。今どういう状況かと言うとですね、現在頭が3つある化け物に追われております。なんでこんな風になったかと言うと、大丈夫かなと思って道を進んでいたら大きな音がして気になったから、そこに向かったら鉢合わせしたということです。説明を終わり
てかこいつくっそ足早いんだけど。こいつ何か弱点とかないのかよ情報が欲しい。鑑定を使えばこいつの弱点がわかるかもしれないけど、めちゃくちゃ危険なんだよな…でも、ここで何もやらなかったらただ殺されるだけだ。やれること全部やらなきゃダメなんだ。そう思って覚悟を決めた俺は後ろ向いた
「グオォォォォオー」
ヤバ怖っもしここで弱点を知ることができなければ俺は死ぬ。弱点があってくれっ
目の前の化け物を鑑定
『ケルベロス』
たった1匹で街を崩壊させたと言う伝承がいくつも残っている危険な魔物。かつての英雄は聖火で厄災を振り払ったらしい。
くそ、弱点らしきものは書いてないか…いや待てよ、『かつての英雄は聖火で厄災を振り払った』書いてあったな聖火って事は、火か火が弱点なのか。確かスキルストアの中には火魔法があったはず。
スキルストア
【鑑定】 100マナ
【身体強化】 55マナ
【魔力強化】 55マナ
【魔力操作】 75マナ
【気操作】 90マナ
【火魔法】 100マナ
【水魔法】 100マナ
【風魔法】 100マナ
【地魔法】 100マナ
よし、あるな。買うのに必要なマナもあるし大丈夫だな。問題は今すぐ魔法が使えるかだが…今は考えても意味がないか。とりあえず【火魔法】を購入!
〔【ストア】で【火魔法】を購入しました〕
ちゃんと手に入ってるかな。
ステータス
種族 フィンキングストーン
レベル1 / 15
体力 100
攻撃力 90
防御力 150
魔力 120
素早さ 70
種族スキル
【自動成長】
固有スキル
【ストア】
【思考加速】
【スキル合成】
スキル
【鑑定】
【魔力自動回復】
【火魔法】
称号
【生まれ変わりし者】
よし、ちゃんと手に入ってるな。だったら後はあの化け物に火魔法をぶつけるだけだ。俺には【魔力自動回復】があるから火魔法を打てなくなっても、しばらく耐久していれば、また打てるようになるからな。これで何とかなりそうだ。そう思いながら、俺はケルベロスと戦う作戦を考え始めた。
【思考加速】発動
これを使って、相手の動きを予測しながら戦うことにしよう。相手は素早さと攻撃力、防御力そして体力全てが俺よりも圧倒的に上だろう。だけどあいつは俺のことなめてかかっているから、いまだに本気で追いかけてこない。だったら!
「ほら、こっちに来いよ」
「グガァァァァァア」
そうやってケルベロスを挑発するとケルベロスは、猛スピードで迫ってきた。よし、この勢いを利用して俺は横に寸前で、移動すれば…
「グオォァァァォオー」
よし壁に当たった。このダンジョンの壁は絶対に壊せないらしいからな。いくらケルベロスといっても壊せないだろ!後は火魔法をはまっているあいつにひたすら打ち込むだけだ。あー何とかファイヤーボールみたいなもの使えてくれ、火魔法!
〝火魔法 : Level1 火球〟
使えた…よし、これならいけるんじゃないか。もしこれで倒せなくても同じことを繰り返していけば、いつかは勝てるはずだ。このまま火球を連打してケルベロスを倒してやる。そう思っていたのだが…
「グオォォォォオー」
おい嘘だろ?全くダメージがないのか。他の火魔法はないのかっ!…だめだ火魔法は今の所火球しか使えない。でもどうする。火球でダメージが通っていないんだったら、俺はこいつに勝つことができない。どうやら火球に使う魔力よりも【魔力自動回復】で回復する魔力量の方が総合的に多いらしいから火球が打てなくなるって事は無いけど。火球そのものがケルベロスに意味がないんだったら…
いや待てよ、今の火球がダメでももっと威力が上がった火球ならダメージは通んじゃないか。魔法の威力をあげるスキルがスキルストアで売っていた気が。
スキルストア
【鑑定】 100マナ
【身体強化】 55マナ
【魔力強化】 55マナ
【魔力操作】 75マナ
【気操作】 90マナ
【火魔法】 100マナ
【水魔法】 100マナ
【風魔法】 100マナ
【地魔法】 100マナ
あ、あった魔力強化だ。これは確か魔力の濃度を上げて魔法の威力を上げるスキルだ。これだったら火球の威力を上げることができる。【魔力強化】を購入
〔【ストア】で【魔力強化】を購入しました〕
よし、これでいけるはずだ。
魔力強化!
おお、すごい力がどんどん湧いてくる気がする。これが魔力濃度が上がるということなのか。よし、もう一回ケルベロスに火球の連打だ!そう思って俺は再びケルベロスに火球を連続して打ち込んだ。
「グオォァァァォオー」
よし、ダメージが入ってるな。これを続けていればケルベロスを倒すことができる。念のためにもうちょっと多く火球をケルベロスに打ち込んでおこう。そうしておけば、もしもの時も安全だろうしな。
27分後
こいつまだか、しぶといないい加減倒れろ!そう思っていたら
「グオァォァォァオー」
と大きな断末魔を出しながら倒れた。勝った、勝った、勝ったぞ!やっと倒した。あいつは俺のことを格下だと侮って本気を出さなかったから、俺に倒されたんだ。もし俺も他の奴と戦うことになったら、相手を舐めないで、戦わなきゃ行けないな。
〔レベルが上がりました。100マナを獲得しました。〕
〔レベルが上がりました。100マナを獲得しました。〕
〔レベルが上がりました。100マナを獲得しました。〕
〔レベルが上がりました。100マナを獲得しました。〕
〔レベルが上がりました。100マナを獲得しました。〕
〔レベルが上がりました。100マナを獲得しました。〕
〔レベルが上がりました。100マナを獲得しました。〕
〔レベルが上がりました。100マナを獲得しました。〕
〔称号【格上への挑戦】を獲得しました。〕
〔スキル【獣化】を獲得しました。〕
〔スキル【人化】を獲得しました。〕
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます