第1112話 ゆりと合流
「ふんふんふふーん。今回のコミケは収穫多いなー……あ!あらたー!ここ!ここ!」
「……やっといた」
「かーちゃーん」
「ままー」
良町君と別れてもう一度東館を回っているとゆりを見つけました。
……両手いっぱいに紙袋持ってらー。
公式物販に個人の同人誌などなど……
いやー、買い込んでますなー。
「いやー、この前の原画展で買えなかったシーリングスタンプのセット!黒龍寮だけでも、って思ってたけど全種あったから買っちゃったよー」
「わぁ!おっきいはこー」
「お、あの寮の紋章が出るやつ?俺も興味あったんだよねー。熊本戻ったら使わせてもらってもいい」
「もちもち!領収書切ってもらったから割り勘ね」
「あいよー」
「すたんぷ?とろとろ?」
「りゅうくんにはまだ早いかもねー。ちりちゃんは今度一緒にやってみようか」
「うん!」
さて、ゆりと合流出来たので次の目的。
ま、目的というかゆりの付き添いなんですが。
「西館がハンドメイドとかオリジナル作品なんだよねー。エクスさんとか伯爵さんもそっちにいるよー」
「あ、そうなん?エクスの同人誌、気になるな」
「えくすおじちゃんのほん?ちり、ほしい!」
「えくすー」
「……じゃまずはエクスのところか。ゆりの小物系は後でいい?」
「うん。エクスさんも小物系で出してるっぽい雰囲気だったから気になる」
そういえば、金属加工系のヤツっぽいことを伯爵が言ってたな。
あいつが小物作ってるの、想像出来んな……
けど、3Dプリンターはもちろん、スキルでロボットアニメの実寸大可動フィギュアとか作ってたからその応用なのかもな。
さてさて、それじゃ西館へレッツ……
ぐぅぅぅぅ……
「おや?」
「……あ、なっちゃった。そういえばお昼食べてなかったよー。物販並んでたら時間なくて」
「そりゃそうか。じゃあ先にフードコートに行ってみる?確かコスプレ広場の近くだったよね?」
「ごはん!ちりもたべるー」
「ぱんー。そーせーじー。あぷぱいー」
子ども達も何か食べたいようですな。
……一応コンビニでおにぎりと菓子パン買って食べてたんだけど。
さすが俺の子ですな。
「それじゃ、フードコートに」
「レッツゴー!」
「「わーい!!」」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます