閉じる
表示設定
目次
第1071話 オムライス（大天狗盛りトッピング追加）
「へい、おまち。オムライス、大天狗盛り、トッピングにソーセージとカツだ。サービスでトンテキもつけておいたぜ」
ドンッという音とともに俺の前に火山がやって来ました。
否、オムライスです。
輝く様に鮮やかな黄色い卵に赤く染ったケチャップが滝のように流れる……
どう見ても活火山です、ありがとうございます。
てか高さよ！
60センチ超えてね？？
直径だけでも1メートル超の大皿なんですけど？！
てか中央に極太ソーセージ刺さってるじゃん！
あ、横にあるのがトッピング？
……そっちのソーセージも20センチを優に超える太いやつだし！
カツに至っては厚さ5センチをゆうに超えて10センチに達するぐらいの分厚さ。
……ちゃんと火が通ってるな。
あとサービスのトンテキ！
2センチを超える厚さに加え、脂がキラキラと輝いている……
この大きなオムライスの壁面を流れる赤い河をせき止めるかのように横置きされているけども！
厚さも大きさも誤魔化しきれてないですからね？！
あ、よく見たら中央のソーセージ、天狗の鼻をもしてるんですね！
映え意識ですね！
「……と、ツッコミを入れたところでなんも変わらんか。とりあえず写真を撮って……Tmitterに上げて……よし、食べてみますか！あ、これ、制限時間とかあるんですか？」
「ん？ないぞ？レギュラーメニューだしな」
「……完食特典も」
「ないない。食べ残したら皿洗いしてもらうぐらいだ。今ん所食べきったやつは……いたかな？」
お、おう……
まぁ、そのレベルですよねー……
俺も出禁になるぐらいにはチャレンジメニュー食べてきたけど、明らかに異質だもん。
多分10キロ超えてねぇかな？
10キロ超の料理とか熊本のつけ麺屋の大すり鉢つけ麺以来だなー。
あれ食べてら熊本のチャレンジグルメ出している店から全部出禁食らったもんなー。
麺は別腹だから仕方ないね。
「さてさて、いただきますか。あ、写真は大矢野さん隅田川さんと一緒に食べてるってバレたらアレだからちょっと加工しておこうっと……いそいそ」
俺のTmitter、基本朝の挨拶しかしてない。
流石に飯の画像でも乗せたらどうですか？と事務所の社長である花畑さんから言わちゃったんだよねー。
ってことで、最近はこつこつ昼飯を上げ始めたんですよ。
基本カップラーメンだけど。
……Tmitterあげた翌日、毎回コンビニでカップ麺無くなるの悲しくなる。
熊本駅近のコンビニ、一店舗しかないからほんと困るんだよねー……
それは置いておいて。
さっきから大矢野さん以下他の方々も静か。
「あれ？どーし……」
「「「「「「「「………………」」」」」」」」
み、皆さん？！
こ、これは……気絶してる？！
ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）
応援したユーザーはいません
応援する
アカウントをお持ちの方はログイン
カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
カクヨムに登録すると作者に思いを届けられます。ぜひ応援してください。
新規ユーザー登録（無料）
カクヨムに登録して、気になる小説の更新を逃さずチェック！
カクヨムに登録して、お気に入り作者の活動を追いかけよう！
応援すると応援コメントも書けます