第1070話 みんなの注文
「はい、こっちのテーブルにはエビフライ定食にハンバーグ定食、トンテキ定食とビーフシチューだ」
「エビフライはワタシー。いゃーん、おっきいぃ。ふっとーい!」
「ハンバーグ!俵型じゃん!いいにぇいいにぇー最高だよぉ!」
「うっひょー!トンテキだ。最近食べてなかったぺ……ゴホン。食べてなかったから楽しみー」
「ビーフシチュー……うん、香りが素晴らしいです。高級店のものと遜色ない……あとは味、ですね」
……あー、もどかしい。
多分Vの姿は出てきたんだけど、名前が出てこない。
ど忘れもここまで来ると悲しくなるねー。
ビーフシチューの人はマネさんかな?
声に聞き覚えがない。
「姉ちゃん達、ソースとかタルタルは言ってもらえれば追加で持ってくるから。米もおかわり自由だ。次はこっち……牛丼とカツ丼、カキフライ定食ふたつっと。フライは熱いから気をつけな」
「……お前、ここまで来て牛丼て。今日はオフなんだからもうちょっと、こう……頼めよ」
「いやいや、これが一番よ。お前こそカツ丼じゃねぇか」
「チャ……ゴホン。2人とも丼物て。冬ならカキフライっしょ。あ、店長さーん!私の分タルタル多めに!」
「ちょっと。ほら、この2人今年の年始に……プッ」
「そういえば……ププッ」
「「ぶっ飛ばしたろか?!」」
……あー、あの男性二人はあの人達ですね。
ネットニュースで流れてきたわー。
てか、リアルでも身長差同じくらいなんやね。
ま、中の人を詮索するのはアレなのでこれ以上は触れません。
あ、巫女様はリアルも小さかったな。
「さて、親子丼とカツカレーだ!」
「わぁ、卵が黄色い!こんな鮮やかな卵は初めてですね」
「カツカレー、思ったよりカツが厚い。香りも素晴らしい。では、田島さん。お先に頂きますね」
「あ、はい。どうぞどうぞー」
「兄ちゃんはもう少し待っててなー……あ、ちなみにトッピングでさらに増し増しにできるがやるかい?」
「あ、何あります?オムライスのトッピング気になるー」
「えーっと、今日だと……ソーセージとカツ、エビフライ、カキフライ、ミニハンバーグと唐揚げ。あ、まだ練習中だが知り合いから教えてもらったサラダ竹輪があるぞ」
「へ?!サラダ竹輪!?サラダ竹輪って熊本の?!」
「お、兄ちゃん分かるのか?そうそう。熊本名物サラダ竹輪。熊本の知り合いから頼まれてなー。1回作ってみたら美味いこと美味いこと。レギュラーメニューにするために改良しているところだ」
うーん、サラダ竹輪気になる。
けど、オムライスには合わないよねー……
よし、トッピングはソーセージとカツにしよう。
俺の注文を聞いて蔵馬さんが厨房へ。
……あ、なんかすげーサイズの中華鍋出てきたぞ?
――――――――――
閲覧ありがとうございます!
ちくわサラダは商標権に引っかかるかなって。
美味しいですよ、ちくわサラダ。
関東圏の方は毎週火曜日に銀座熊本館で販売しているそうなので行ってみてはいかがでしょう?
星、ハート、コメントよろしくお願いします!
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