第1030話 実食!ムムヌヲル
「モグモグ……うん、塩気が強めで美味しいな。外側ふわふわだった割に中ギッチリだし」
「……シンプルな味付けの方が美味しいはよくある事だ」
「そうじゃのう。この葉っぱ?ごと食べるのは田島殿だけだと思うがのう」
「キャウ……ムムヌの葉は、ボクらでも、食べない」
「クゥ、食べれないことは、ないけど、塩っぱい」
……あ、これ剥がして食べる系だったやつ?
桜餅的なやつで丸ごと食べてたよ……
コボルト達のご飯、芋っぽい木の実を茹でたやつを頂いております。
味はホテルで出てくるマッシュポテトに近いポテサラを固めたヤツ。
滑らかな食感はしっかり裏ごしされたマッシュポテトだけど、ドラゴンの肉なんかが入っててポテサラ感が強い。
これ、お肉は燻製肉か何かかな?
焼いた肉って感じはしないですねー。
「うむ、気に入った、ようだな」
「あ、イサマさん!」
「ムムヌヲル、と言う。元々は、戦地での非常食だったが、一度作ると、日持ちするから、よく作る。ひとつ食べれば、腹いっぱい」
「……だとよ。お前何個目だ?」
……み、3つ目(震え声)
いや、美味しいから何個でも食べれるってやつだからね?
ちゃんとお腹は満たされてますよ?
ドンとお腹に来る感じあるもん!
「グララララ!こりゃうめぇな!何個でも食べれそうだ!しかも酒に合う!おい、犬っころ!お前も飲め飲め!」
「む、頂く」
「おうおう!たーんと飲め!グララララ」
「……あの老人、本当に人間か?普通あそこまで馴染めないだろ」
「うーん、一応は人間。豪鬼さんは昔からお酒が入るとすぐに人に絡みに行くからね。悪絡みはしないから」
「本当かのう?十分迷惑そうじゃが……」
ま、まぁ多少はね?
豪鬼さんとイサマさんはそのまま酒盛。
何なら周りでもお酒が入っている壺?を持っているコボルト達が結構な数いる。
しかも燻製肉っぽい奴をかじりながら飲んでますねぇ。
……さてはコボルト達も酒飲みが多いな?
飲み過ぎないようにしてくださいねー。
お水とお酒は交互に飲みましょう。
あ、俺は飲みませんので。
お肉だけ頂きます。
:昼間から宴会で草
:あれ?ここダンジョンだよね??
:飯配信とは?〈1000円〉
:酒乱騒ぎじゃないからいいんじゃね?
:へ、平和か?
:戦闘!戦闘!〈500円〉
:ゆるゆるでいいんじゃね?
:酒!妾も行きたい!というかさっきの爺様では無いか!いい酒飲んどる!!!○芍薬巫女様なのじゃ!〈50000円〉
:おっさんらしいやん
:巫女様キタ━(゚∀゚)━!
―――――――――
閲覧ありがとうございます!
ムムヌヲルはオリジナルですが、イメージはポテサラの生ハム巻きです。
仕事忙しくてもう少し練りたかったけど力尽きてしまった……
星、ハート、コメント、よろしくお願いします!
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