第934話 vsシャンタク鳥
「もう!あーさん!アンタこの戦い終わったら徹底的に調べさせてもらうからね!前前前世まで徹底的に!『バーニングストライク』!」
「ま、まさか旧支配者の使役モンスターとは!お、驚きを超えてぜ、絶句です!『ストーンバイト』!」
『ギィィ!ギィィ!』
「あら?ケルーとトロの攻撃防ぐの?ほんと、規格外よね。あ、『エリアヒール』これで怪我はすぐ治るからどんどん殴りに行っちゃってー」
「だそうだよ。ほい、あーさん。行っておいで」
「そんな軽いノリで吹き飛ばさないで?!そういえばアステカ神話の戦の神でしたねテスラさん?!サクッとどーにか出来んのですか?!」
四つの太陽メンバーにボロくそ言われて泣きそうになりながらシャンタク鳥に向けて飛ばされてます。
テスラさん、スラッとした見た目の割に筋力あるんだよねー……
まぁ、けどシャンタク鳥かー。
漢神転生とかのゲームでたまーに見た事あるけど、確かクトゥル神話だっけ?
仮想の神話だって聞いたことあったけどガチだったんだ……
しかもコレ、俺のスキルで召喚できたって?
ホント、何事だよ……
色々考えることはあるけどとりあえず飛ばされたからにはやってやりましょう!
さっき逃げてる時にオーコの目の前に吹き飛ばされたけどあれは油断しただけだし。
鳥と馬、生食は無理でも焼きなら2つの肉の良いとこ取りじゃね?とか思ってたりしないんだからね?!
「『巨人の拳』!おりゃりゃりゃりゃりゃ!」
『ギィィ!』
「その鳴き声やめぇ!耳痛くなる!おりゃりゃりゃりゃりゃ!」
俺は巨大化した拳を全力で連打する。
シャンタク鳥はその攻撃を羽と鱗を飛ばして相殺してくる。
この羽、あんまり粉末にすると良くなさそう。
なんか火薬の匂いがするんですけど……?!
「あ、そういえばあーさん。シャンタク鳥の羽は硝石で出来てるよ。硝石は火薬の原料だから万が一の場合爆発するから気をつけてね」
「そういう話はもう少し早くして頂きたかったですねテスラさん!」
『ギィィ!!』
あ、シャンタク鳥が大きく口を開いて噛み付く。
カチンッという音がしてチッと火花が。
ドンッ!
気づいた時には俺は宙を舞っていた。
全身丸焦げ、いやちょっとしたやけどが全身に広がって風に染みる……
超痛いやんけ!!!
「いててて!……ポーションポーション!……げぇ、ちょっと火傷したー。やけど無効付いてなかったっけ俺?それともシャンタク鳥の効果?」
「はいはーい。『グレートヒール』これで火傷もピンピンよ」
「……その表現はおかしい。けど、助かりましたチャーリーさん……けど、あれどーしよ」
『ギィィ!ギィィ!』
……くっ、笑ってやがるなシャンタク鳥!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます