第921話 飽きてきたぞ巨人
「……そろそろ飽きてきましたね」
「ふふ、普通、戦闘に飽きとかないんどけどね」
「もー!さっさと変身解除しなさいよ!こちとらダンジョン壊さないように手加減してるってのに!」
「わ、私のピラミッドでも、た、倒せないのは、さ、流石霜の巨人族です」
「大地の加護ってやつかしら?トロのピラミッドで四肢粉砕されてもピラミッドを手足にするなんてねー」
はい、オーコが変身した巨人と戦闘を始めてそろそろ1時間になります。
流石に長い、長すぎる!
何?あの再生力?
トロさんのガチグロ粉砕ピラミッドで頭だけになったのにピラミッドを身体にして立ち上がったんですが?
ケルーさんのパイルドライバーで頭から落とされてもピンピンしてたし。
……いっその事テスラさんに吸い込んでもらった方が早いんじゃね?
何ならおりんさんから赤騎士倒したって連絡あったからね?
エクス、そのまま青騎士を屠ってるって。
……今度、詫びの品持っていくか。
ビィィィィ……ビィィィィ……ビィィィィ……
そんなことを思い始めてきた頃、突然警報音のような機械音があたりに響き始めた。
「な、何の音?!」
「どこから聞こえてくるんだろう?大型モンスター?」
「あ、新手ですか?え、エーテル飲まないと」
「あらあら、それは困ったわね」
テスラさん、トロさん、チャーリーさんがそれぞれ感想を言う。
ケルーさんは……
あれ?顔色が悪い?
何か食あたりとか?……は流石にないか。
「不味い、不味い不味い不味い不味い!」
顔面蒼白でガタガタと震えてる……
「へ?ケルーさん?!どうしたんです?」
「テスラ!一時待避!トロ!ありったけの壁を作って!チャーリーはバフかけて!」
「……!ケルー、未来が見えたんだね」
「な、何が起きるんですか!す、『ストーンウォール』」
「ケルーが慌てるなんて……よっぽどの事ねーバフ増し増しにしてあげる」
「あーさん!多分アンタが1番きついから覚悟しなさいよ!」
「……はい?!」
な、何事です?!
自体が呑み込めてないんですが?!
どういう事か聞こうとすると不意に巨人が光を出して縮んで行く。
どんどん小さくなり普通の人の大きさまで小さくなる……
光が収まり、その中から一人の人が歩いてくる。
「ちっ、完コピされてる」
「……あぁ、確かに。これは相当、不味い」
「た、大変ですね……」
「あらあら、これは本気、出さないと厳しいかもね」
……えぇ、神様が本気だすの?
俺、場違いじゃね?
帰っていい?
光が収まり、そこに居たのは頭に王冠を乗せたくたびれた格好の男性。
明らかにオーコでは無い……
けど謎の威圧感がある……
……え?誰?
―――――――――
閲覧ありがとうございます。
長くなりましたが王道の展開にできそうです。
……まだまだ続くよぉ
無計画に書くんじゃなかった!
星、ハート、コメントよろしくお願いします!
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