第920話 体力あるなー巨人
「あの王冠、古そうだったし、古代から存在しているなら霜の巨人族の姿をコピーしている可能性もゼロではないわ。そもそも妖精の国からユグドラシルってポータルで繋がってたし」
「た、確か妖精達も世界樹から魔力を貰って繁栄したとかき、聞いたことがあります。そ、それに超古代文明もゆ、ユグドラシルと頻繁にこ、交易していたとかなんとか」
「今は断交寸前って話だから古に何かあったのかしら?もしかしたらあの王冠のせい?」
「流石にそれは、とも言いきれないな。情報が少なすぎる。オーコが巨人の姿をやめて話を聞いてくれる状態になれば楽になるけど」
……まぁ、そんなことはしないでしょうな。
情報をペラペラ喋る悪党とか漫画の世界ですやん。
とりあえずみんなと話し合い、あの王冠が悪さしてそうってことで頭を狙って攻撃してみる方針で決定。
さっきケルーさんと同時攻撃で頭ぶっ飛ばしたけどもげなかった辺り、巨人は頑丈そうだからね。
グルァァァァ…………
遠くから巨人の声が。
振り向くと血まみれの巨人が立ち上がりこちらに歩いてくるところでした。
すかさず『ストーンランス(極大)』を発動して奥に吹き飛ばす。
……思ったより飛ばなかったなー。
ちゃんと顔面に当てたんだけど、いや、ダメージがあるからさっきは飛ばせたんだろうな。
「……無言で石柱で顔面攻撃するのは如何かと思うけど」
「んーまぁ、スポーツでは無いですし?倒せればOK的な?」
「……まぁ、うん。了解だ。さて、これはなかなか時間がかかりそうだ。個人的に王冠のことを含めて話を聞きたいから私が攻撃するのはやめた方がいいね。私がやると顔ごと潰しかねないし」
「テスラは加減が出来ないからねー。けど霜の巨人族ならやっていいんじゃない?アイツら頭吹き飛ばしても身体だけで話できるし」
「ま、魔力枯渇して死にかけたらち、チャーリーにお願いすればいいのでは?せ、聖水ぶっかけてしまいましょう」
「えー、それならトロが祭壇で潰してから手足以外蘇生させた方が楽でいいわよ。魔力を回復させて転移されるリスクを考えたらね。逃がしたらろくなことないし」
……神様、怖い話してるー。
てか手加減の話をしているあたり倒すのは容易なんだね。
流石神様、お強いですなー。
けど、あの王冠の効果、気になるよねー。
あ、そうだ。
今のうちに『ストーンランス(極大)』で石の檻でも作っておくか。
普通に寝返りで破壊されそうだけど、時間稼ぎにはなるでしょ。
……ついでに頭にもう1発お見舞いしてやろうかな。
とりあえず、霜の巨人との戦闘再開です!!!
――――――――――
閲覧ありがとうございます!
改めて見直してますけど、戦闘なげぇ……
いや、書きたかったオーコとの戦いとはいえ伸ばしすぎた……
反省。
ちなみにまだまだ続きます!
星、ハート、コメントよろしくお願いします!
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