第900話 集結

「やっほやっほ、おふたりさん。無事そうやね」

「おりんさん、先程ぶりでーす……青騎士と赤騎士が揃ってますね」

「……どちらも禍々しい。赤騎士はアラクネがベースか?全く……よくも思いつくものだな」

「グリュンはんは白騎士を監視しながら向かってるらしいわ。ちなマロー達もそろそろ着くっぽいで?さっき無線来たわ」


お、マローさん達も集合ですか。

何でもサソリの数が思ったより多くてトロさんとケルーさんが本気の魔法ブッパしたら道が壊れたそう。

……ダンジョン壊すの俺だけじゃないじゃん。

え?あっちは神だからセーフ?

解せぬ。


中央広場には青騎士と赤騎士が対面している。

こう見ると赤騎士小さく見えるなー……

今から何が起きるんでしょ?


「……ほう」

「……なんや、これ。ヤバい奴が来てる?」

「へ?何すか?」


エクスとおりんさんが顔をしかめる。

何事かと思ったその時、広場の端と端で爆発が起きた。

土埃の中から現れたのは黒騎士と白騎士。

黒騎士はふらりふらりとして近づくもの全て斬り伏せてる感じ。

一方白騎士はデカすぎるから全てを踏みつぶしながら進んできたのかな?

にしても……


「凸凹4人組……」

「いや、その感想はおかしい」

「……この状況で出てくる感想か?普通の人間なら気絶するぐらいの魔力だぞ?」

「ほら、敵対してないし?見た目派手だし?」

「「はぁ……」」


呆れた声出さないで……

とりあえずそのまま監視を続けましょう。

黒騎士が中央に歩いていくと、赤騎士が膝を曲げてお辞儀をする。

青騎士もそれっぽく身体を曲げる。

白騎士は不動……まぁ、馬に乗ってるしね。

これ、無言でやってるから謎の空間ですよね。

ここからお互いに暴れ始めるとかやめてね?

どれだけの被害になるのか分かったもんじゃないし。


「ここから何が起きるのか……」

「何も起きないで欲しいわー。しいて言うならそのまま解散!してお開きにして欲しい」

「……アメリカ各地に帰るのか。それもまた一興……ん、この気配……誰か転移してくる?」


エクスが驚いた顔をする。

すると広場の中央に魔法陣が展開される。

魔法陣から光が溢れ出し、形を作っていく……


ファァァァ……


光が納まった時、そこに居たのは王冠を被った男性でした。


……誰?





―――――――――

閲覧ありがとうございます!


……900話で交わるのかー。


作者が驚いています。


星、ハート、コメントよろしくお願いします!


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