第877話 長いよ砂漠

「へい!タジマ!追いついたな!既に倒し終わったぜ!」

「……マローさん……はぁ……はぁ……元気っすね……アッツ……」

「……溶ける」

「エクスさんも……てかそのローブ脱いだらどうです?」


エクスに声をかけるグリュンさん。

……俺的には真っ黒のライダースーツを着込んで汗一つかいてない貴方の方が異常です。


あ、ゴーレムだからか。


砂漠を歩き始めて1時間程たった頃、マローさん達が止まった。

何かあったと思って急いで砂丘を超えて走っていったら、既にボスを倒してました。

グレートサンドシャークと呼ばれる砂を泳ぐ巨大サメ。

倒された姿見たけど頭は焦げて、身体はズタズタに噛まれてたよ……

チャドラさん曰く、マローさんとグリュンさんで瞬殺だったらしい。

……やっぱり過剰戦力だったんじゃない?

ボス戦やんけ!と思って走ってきたから喉カラカラだよ……水飲も……


「さて、次は第2階層だな。時間的にそろそろ夕方になるから一気に冷え込むぞ。しかも夜はモンスターの脅威度が段違いだ。心してかかれよ!」

「夜は私の炎が活躍するよー!あ、けどサソリ系には効きにくいからそこはよろしく!」

「植物に昼夜は関係ない。オアシスがあれば寄りたい。多分ないけど」

「ボクの子たちも休ませたいんですが……セーフゾーンとかないんですよねーここ」


皆各々言いながら第2階層へ進んでいく。

うーん、この感じだと第3階層は確実に夜ですね。

一応寒さ対策はやってきたけど、どこまで冷えるか未知数だよねー。

というか、セーフゾーンが無いダンジョンの夜とか嫌だな。


「……あーさん、行くぞ……ん、何考えてるんだ?」

「いやー、このダンジョン。すげー大変だしなーって。『迷宮掌握』で探してたけどショートカットもセーフゾーンっぽいものもマジでなかったし」

「……まぁ、他のダンジョンが優しかっただけだろ。ほら、家族が待ってるなら早く進むぞ」

「……うーん、この砂漠の下、床?っぽいところまで結構薄いんだよなー……殴りつけて……ふむ……」


あそこの砂丘、どーにかしていじいじ出来れば……

……やっぱり黒歴史、使っちまうかー。





――――――――

閲覧ありがとうございます!


本日!


『あーさんのダンジョン飯配信』


投稿1周年を迎えました!!!


ありがとうございます!!!


まさか1年続けることになるとは……


作者が1番驚いております。


なんならこの話が1周年記念なのかと頭を抱えております……


ま、無計画だから仕方ない。


今後とものんびりコツコツ投稿していきますのでご指導ご鞭撻よろしくお願いします!


星、ハート、コメントよろしくお願いします!

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