第3話 我が子のため

だいたいの目星をつけていろんな館を見て回った

有名な館も、小さな館も

今だいたいの館には人は住んでいない

昔の人が残した遺物のような扱いだ

それほど貴重だし数も少ない

見つけるのは簡単でなかった

本を調べたんだデーベルの手紙にあったあの「秘密の本」と呼ばれる本


『私は我が子のため息絶えよう

愛する我が子を守る唯一の手段

妻には生きて欲しい、母の愛を受けないと周りに愛を与えない人間になってしまう

だが生贄は二人でないと…頼める知人など…』

と最初書かれていた

結局、母と父は生贄?として死んでしまったのか

だったら生贄になるならデーベルのように館へ赴かなければ行けないのではないのか?

実際私の両親は僕の目の前で死んだ

そして生贄は二人でなければいけない

ならデーベルと誰かもう一人必要なはず

我が子のため?僕のため?なのか…?

デーベルの言う通り疑問がひどくいっぱい出てきた、頭が混乱しそうだ


とりあえず館を探さなければ

デーベルはまだ間に合うかも



 


目の前が白い

"生贄になれるようにした"体だ、

いけるはず…!

ヒントはそこら中にある…!

探せるかあいつらに

信じるしかほかない!





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