上甲選手、支配下登録!

 登録期限の7月31日を前に、ついにベイスターズにも動きがありましたね!


 育成枠の上甲凌大選手の支配下選手登録が発表されました! 併せて、背番号が127→66へと変更されることも発表されました。今季、ベイスターズので育成枠から支配下登録への移行は西巻選手以来となります。


 上甲選手は今年、愛媛マンダリンパイレーツから育成ドラフト1巡目で横浜DeNAベイスターズに入団した強肩強打のキャッチャーです。これまでファームで主に捕手や指名打者として47試合に出場し、打率.286、3本塁打、15打点、1盗塁、OPS.753。三振が安打数を上回るなどやや粗さはあるものの、本塁打数は梶原選手(6本)、知野選手(5本)、松尾選手(4本)に次ぐチーム4位タイ、打率はファームで100打席以上立った選手の中では梶原選手(.325)に次ぐチーム2位と、持ち前の打撃力を着実にアピールし続けてきました。チームでは貴重な左打ちのキャッチャーということもあり、積極的に起用されてきた印象がある選手でしたが、ついに支配下登録を掴み取りました。


 捕手というポジションは経験がものを言うことが多いとされ、すぐに一軍でスタメンマスクを被ることはなかなか難しいかもしれません。現在、チームとしては戸柱選手、伊藤選手、山本選手の捕手3人制が機能しており、もし上甲選手を一軍で起用するとすれば、捕手4人体制をとることになりそうです。が、他のポジションとの兼ね合いもあり、よほどのことがない限りは捕手4人を登録することはあまり現実的ではないでしょう。しかし、この時期にわざわざルーキーを支配下登録するということは、チームとして今季中に一軍で戦力になれると判断したということだと思われます(来季以降の1軍昇格を見据えているなら、支配下にするのは来春のキャンプやオープン戦以降で構わないはず)。つまり、少ないかもしれませんが、必ずチャンスはあるはずです。また、もちろん強肩が魅力で将来的には正捕手争いに加わって欲しい選手ではありますが、ファームでの起用を見ている限り、打撃力に大きな期待を寄せられているものと思います(クリーンアップで起用される試合が多い)。ベイスターズの代打陣に関していえば、楠本選手、大和選手、大田選手が起用されることが多く、左バッターで長打を狙える選手はあまり多くありません(スタメン起用されていなければ戸柱選手を代打で出すこともありますが)。これを考えると、まずは代打起用を想定して一軍に上がる、ということになりそうです。


 入団1年目での支配下登録。これまで厳しい環境の中でしっかりと努力し続けてきた中で、1つの成果が出ました。これで、1軍で結果を残すためのスタートラインに立つことができました。

 上甲選手らしい、思い切りの良い打撃をハマスタで披露することができれば、チームにとっても貴重な戦力となるでしょう。優勝に向けて大事な後半戦、上甲選手の打撃力にも期待です!

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