三浦監督の胴上げが見たい
これほど、胴上げされているのを見たいと思う監督が居ただろうか。
少なくとも私にとっては、これほどまでに胴上げしたいと思う監督は初めてです。
横浜ファンにとって、あの暗黒期にもチームを離れずにずっと支え続けてくれた「浜の番長」は、間違いなく特別な存在です。「俺は横浜の三浦大輔」とまで言ってくれて、生涯横浜を貫いてくれた番長は、もはやベイスターズというチームの象徴的な存在だと言って良いでしょう。
三浦投手は、もの凄くファンを大事にしてくれる選手でした。キャンプでは、サイン待ちで並んだファン全てにサインを書くまで宿舎に帰らないし、子どもと写真を撮るときにはわざわざ屈んで目線を合わせてくれたりと、今で言う「神対応」を当たり前のようにやってくれていました。まだ幼稚園児、小学生だった頃の記憶ですが、あの時の格好良い三浦大輔投手の姿は、今でもはっきりと覚えています。私にとって、当時の(いや、当時からの、と言う方が正しいですね)憧れのスターの1人でした。
チームメイトにも慕われているのが、はっきりと伝わってきていました。好投報われず、という試合の時にも「俺が悪い」と誰も責めなかった三浦投手。自然と三浦投手の周りには人が集まっていたような気がします。もちろんファンからの人気も絶大で、一軍出場が減っていた晩年でも背番号18のユニフォームやTシャツを着ていた人は多くいました。全選手が18番のユニフォームを着た引退試合、最後の打席での大歓声、マウンドを降りるときグラウンドに居た全選手がマウンドに行って泣きながら降板を見届けたあの瞬間、あれこそハマの番長が横浜というチームにとってどれだけ特別な選手だったのかを示していたと思います。
そんなハマの番長が、監督として戻ってきてくれた。もうとにかく番長を優勝監督にしたい。番長の胴上げが見たい。番長が率いたチームが優勝するのを見たい。ベイスターズひと筋を貫いて、暗黒期にも出て行かずにチームに尽くしてくれた三浦大輔というレジェンドに、最高の景色を見て欲しい。
そう思ってしまうのは、私だけでしょうか。
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