第7話

さて!とりあえず周辺探索しつつ食えそうなモンスターを探そう。

アヴィ?一旦配下用エリアにステイして貰ってるよ。

主の成長の為って言ったら一瞬で言う事聞いてくれたわ。

「さて、とりあえず屋敷の外出るか…」

多分ユニークモンスターとユニーククエストゲット…

クエスト見てねぇな!?

〈亡霊騎士の未練 クレアを見つける。〉

「……この先じゃね?」

アヴィと戦った場所に戻る以外にも扉がある。

ギィィィ…

と甲高い音を立てながら開くと…

棺桶がおいてある。

「なるほど…吸血鬼でこの中に眠って…」

開けると白骨死体が出てきた。

「……………え?アヴィ!カモン!」

「はい、なんでしょ………」

アヴィの感情が荒ぶっているのか、炎が鎧の隙間から少し出ている。

「あぁ…貴方でも耐えきれなかったのですね

…お嬢様」

スッゲェ話聞きたいけど絶対駄目だよな?

それから数分間の沈黙の後

「ありがとうございます。」

〈ユニーククエスト 亡霊騎士の未練を達成

 報酬:アヴィ フリーダからの好感度上昇〉

「何もしてないから別に礼はしなくて良い」

「いえ、それでもですよ。」

「なら受け取っておくか」

NPCの筈なのに本当に生きてるみたいだな…

本当の人のように丁寧に接していこう…まぁ俺の会えるNPC現状アヴィ以外居ないんだが…

アヴィが配下用エリアに行くと俺はとりあえず戻っていき梯子を登る。


「さて…食えるモンスター探すか。」





「骨しか居ねぇじゃねぇかァァァァァ!」

あれから屋敷やそこから庭に出たがスケルトンLv7かスケルトンナイトLv18しか出てこない。

「食えねぇやつしか居ねぇ!」

それでも数十分倒しつつ歩いていると、崩れ落ちて意味のない塀が見える。

「あ?なんだあいつ?」

槍を持った少し装備の豪華なスケルトンがいる。

「門亡き館の門番 ハルド オリバーLv21…分かってた事だが倒す順番逆じゃね?

…てかアヴィいたら部下になるんじゃね?アヴィカモン!」

「はいなんでしょうか?」

「あいつって配下にならない?」

「あいつ?オリバーじゃねぇか!?」

こいつの口調崩れたの始めて見たんだが?

「あっ…多分出来ると思います。」

「じゃあ頼むわ」

アヴィが行くと敵対せずに何やら話をしている。



〈魂炎騎士 アヴィ フリーダが門亡き館の門番

ハルド オリバーを配下にしました。〉


〈ワールドアナウンス

 エリアボス門亡き館の門番 ハルド オリバーが討伐されました。〉

「ワールドアナウンスは設定弄ったしもう良いんやがなぁ…ボス格この調子で味方にして行って大丈夫なん?」

〈偉業が達成されました。〉

〈エクストラ称号:支配者を入手しました。〉

〈ユニーク称号:朽ちし紅い館の主人を取得しました。〉

〈エリア:朽ちし紅い館を入手しました。〉

〈ワールドアナウンス

始めてエリアを支配した者が現れました。〉

〈エクストラスキル:支配者を取得しました。〉

〈エクストラスキル:支配者が傲慢に統合されました〉

〈スケルトン×70体とスケルトンナイト×15体を配下にしました。〉


「…………もういいやうん…」

毎回ツッコんでたらもう疲れたよ


〈ユニーク称号:支配者〉

1つのエリアを支配する偉大な

条件:ワールド内で最初にエリアを支配する。

ユニークスキル:支配者を取得


〈ユニーク称号:朽ちし紅い館の主人〉

朽ちし紅い館の重要人物を配下にした者に与えられる。

条件:朽ちし紅い館エリアのボスを2体配下にする。

効果

朽ちし紅い館を入手し、全てのエネミーが命令を聞く。


傲慢

・支配領域

逃亡不可能なエリアを産み出す。

現在使用可能

・支配領域

無し

・亡霊領域:魂炎館

闇属性強化



「………館の外のモンスター食いに行くか」



作者

ヒロイン出てくると思ったか?残念!ガイコツでした!

ちなみにアヴィの弾幕ゲー耐久して倒すと情報無くて謎の白骨死体っていうね。

『おじょ…う……さ…ま…を……………』

砕いた場合はこれだけ言って消えるから多分お嬢様なんだろうなっていう。

遺書何処行ったんだって話だが何故か掠れていて読めなくなってます。

なので復元して戻ってくるの前提なんですよ。

ちなみに、本来はユニーククエストを完了させてようやく使えるのが拘泥の鎧と未練の剣です。

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