第5話(運営と掲示板)
side運営
「おい!過去に囚われた亡霊騎士が討伐されたぞ!」
そんな報告と共に人々は慌て始める。
「はァ!?あれを倒した?冗談だろ?幾らギミックボスとはいえレベル38あったろ?というか場所的に無理だろう!?」
「冗談ではないです。」
「グリッチやチートの類を疑いましたが現状確認されてません!あと、ヴァンパイア真祖プレイヤーでした!」
「ユニーク称号とスキルが4つ取得されました!」
「はぁ!?」
「チーフしかもその中に傲慢が混ざっています。」
「あれは!数年後にようやくユニークスキル複数持ちが入手出来る物だぞ!?いや、亡霊騎士倒したら条件満たしてるな…」
「チーフ不味くないですか?」
「不味い!不味いんだが…良い機会だとは思わないか?」
焦っていたと思ったら突然ニヤッと笑いそう言う男に対し他の者は疑問を浮かべている。
「なにそこまでの化け物ならイベントに使わせてもらおうじゃないか」
「なるほど…しかしそれでは予定が前倒しになるのでは?」
元々プレイヤーをイベント運営側に回らせるのは1年後の予定だった。
「そもそも傲慢が取得された時点で前倒しどころか、1箇所が崩れ落ちたせいで殆どがドミノ倒しだ。ということで今日から全力働いてくれよ諸君w」
カラカラ笑いながらそう言う男に大ブーイングが起こりながらもエナドリを飲み働く大人達は何処か楽しそうである。
ただ限界を超えてるだけかも知れないが……
【掲示板】ここはリヴァーティアの雑談専用の掲示板
569:名無しの異界者
なんか雷纏った変な羊おったんやが?
攻撃したらボコボコにされた。
570:名無しの異界者
それフィールドボスのライトニングシープやぞ
レベル13のボスモンスタークッソ強い
571:名無しの異界者
β版でもソイツ倒せたん上位陣だけやしな
572:名無しの異界者
なるほどありがとうございます。
573:名無しの異界者
お前らがマトモに教えるなんて!
574:名無しの異界者
573<<
お?pvpするか?
575:名無しの異界者
フアッ!?
576:名無しの異界者
え?は?
577:名無しの異界者
ちょっ!?
578:名無しの異界者
え?ネームドモンスターって何!?
579:名無しの異界者
ワールドアナウンスってβ版でも終盤に1回流れただけやったよな!?
580:名無しの異界者
過去に囚われた亡霊騎士 アヴィ フリーダってなんか強そうやな。
581:名無しの異界者
ボスモンスターって基本的にレベル10以上は絶対あるから強いの確定してる。
582:名無しの異界者
明らかに隠し要素じゃね?
583:名無しの異界者
とりあえず討伐者が現れん限り何も分からん。
587:名無しの異界者
まぁ目立ちたくない人とかやったら何も分からんままやと思われる。
…………………………
785:名無しの異界者
ネームドモンスター討伐者です。
786:名無しの異界者
証拠プリーズ
787:名無しの異界者
目立ちたがり屋の嘘つき死ぬほどおったから証拠無いと信じれん。
788:名無しの異界者
ほいっ
[称号:過去からの解放者の条件のスクショ]
789:名無しの異界者
マジやん!?
790:名無しの異界者
本人で草ァ!
791:名無しの異界者
ネームドモンスターの情報描いておくな。
過去に捕らわれた亡霊騎士 アヴィ フリーダLv38
甲冑の中に炎(多分魂)が入った姿をしている。
武器は片手剣
第1段階は単純に素早さと技術で斬り付けて攻撃してくるタイプ
第2段階では炎の斬撃を飛ばすようになるが、基本的には第1段階と同じだと思われる。
第3段階ではボス本体は炎に包まれてダメージを与えられなくなる。スケルトンナイトLv18を2体召喚してくるのでそいつ等を倒すことで解除される。
第4段階ではボスが炎の斬撃を連発して弾幕ゲームと化する。少しずつボスのHPが減っていくので耐久も可能であるかもしれない。
ただ、魂が炎の可能性があるのでその倒し方をすると称号が変わるかもしれない。
首と両腕の隙間に武器を入れて落とすことで割合ダメージが入る。
私は首→右腕→左腕の順番で落とした。
592:名無しの異界者
Lv38って流石に嘘よな?
593:名無しの異界者
流石に他に誰も知らんからって嘘はアカンよw
594:名無しの異界者
嘘なんですか?
595:名無しの異界者
嘘やろwβ版の1週間でもレベル14までのモンスターしか倒されてないし。
596:名無しの異界者
これでええか?
(レベル26のスクショ)
597:名無しの異界者
ファッ!?そのレベルまで上がってるってことは…
598:名無しの異界者
えぇ…本当なん?
599:名無しの異界者
嘘つき呼ばわりしてすみませんでしたァ!
600:名無しの異界者
化け物で草ww
「とりあえずスキルとか種族は出さなかったがこんなもんだろ」
自分が立ち去ったあとそのスレで見せた称号の通り解放者やら最強さんやら好き勝手呼ばれているのは当分知らないことである。
作者
主人公は現状バランスブレイカーの化身ですが…
重要なことが分かっていません!
そう現在地です!
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