第2話

ゲームを始めると横たわって俺は何かに入っている。

「ふむ…吸血鬼なら棺桶か?」

とりあえず上を押してみると普通に空いた。

周りは古びているが豪華な部屋だ。どうやらここが俺のリス地らしい。

…てかそろそろツッコんでいいかな?いいよな?

「なんでベッドの上に棺桶置いて寝てんだよ!」

そう俺の入っていた棺桶はベッドの上なのである。

どっちか1つだけで良いだろ!

まぁとりあえずそんなツッコミをしながら俺は辺りを詳しく見渡す。

「とりあえず棚開けるか」

見つけた棚を開けると中には本が、いや?日記か。

中身を見るが古びていて何も分からない。

何も無いかもしれないが、俺の勘が持っていけと言うのでインベントリに入れておく。

俺の勘は1/3の確率で当たるのだよ!

微妙じゃねって?別に一種の判断基準程度に使えりゃ充分なんだよ!

しっかし、この部屋随分古いなぁ。

なんかこういうのって隠し通路ありそうだよな、それこそさっきの日記とか復元したら分かるとかなww

……無いよな?

そんなくだらんことを考えながら部屋を探すが、結局ベッドの下にエロ本とかも無かったしあの日記以外は何も無さそうだ。

「さて、じゃあついにドアの向こうに行くか!」

ドンッ!


何故かドアを開けると体が光る。なんで?

あっ…レベル上がってるからなんか倒したのか。

え?つまりリス地の部屋の外に出待ちモンスが居たん?

運営の性格終わってんだろ…

とりあえず、左右確認して何も居ないことを確かめると、通路を歩いていく。

「うん?誰だこれ?」

少し歩くと古ぼけた肖像画が壁に飾られている。

インベントリ入るかなこれ?

「入wっwたw」

なんで用意してんだよ!自由を謳うVRMMOつっても限度があるだろ!てか、売れるのかね?


「おっ?」

肖像画を置いていた場所の後ろに少し窪んだ場所がある。

……隠し通路云々がフラグだったとか言わないよな?

てか何だろうが絶対正規の手順じゃ無いだろこれ!

誰がわざわざ肖像画まで退けて隅から隅まで探すんだよ。


「とりあえず押すかぁ」

カチッと鳴ると、明らかにさっきの部屋の方から開く音がする。

「えぇ…多分運営も困惑するぞこれ。」

とりあえず1回部屋に戻ってみる。

えぇ…あったはずの棚が消え何故か穴が開き梯子がかかっている。

「うーん、多分ダンジョンとかなら適正レベル満たしてねぇんだよなぁ…」

そりゃそうだ、出てきた場所から考えてもあの本回収して読んだこと前提感が凄い。

「まぁいいか!どうせレベル2だ死んでも問題ねぇ!」

突撃ィィ!の前にステータスだけ振っておこう。


名前 スロウ

Lv2

種族 ヴァンパイア(真祖)

HP120/120

MP170/170

筋力15+(3)

魔力25

防御12

敏捷21

器用17

幸運12

ステータスポイント5

スキル

再生Lv1

血魔法Lv1

闇魔法Lv1

錬金術Lv1

剛力Lv1

魔力操作Lv1

HP自動回復Lv1

MP自動回復Lv1

スキルポイント0


から

名前 スロウ

Lv2

種族 ヴァンパイア(真祖)

HP120/120

MP170/170

筋力18

魔力29

防御12

敏捷21

器用18

幸運12

ステータスポイント0

スキル

再生Lv1

血魔法Lv1

闇魔法Lv1

錬金術Lv1

剛力Lv1

魔力操作Lv1

HP自動回復Lv1

MP自動回復Lv1

成長率上昇

スキルポイント0


こうなった。



作者

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