ハーピーと
二人は拠点に戻って休息をとる。
「ミミのステータスに変化がない。爆弾攻撃は固有のスキルや攻撃としては認識されないみたいだ」
勇人はそんなことを言いながら拠点内で横になりながらミミのステータスを確認している。
そこへミミが抱き着いてきた。
「おっと。...ミミ。お前、最近俺に抱き着くの増えたなぁ」
―悪い気分ではないから一向にかまわんけど。
だがいつも様子が違った。
抱き着くだけでなく赤面しながら体を擦り付けてくるのだ。
しかも息を荒らくして股間を勇人の足に何度も擦り付けてくる。
―まさか!これって...、発情してる?!」
ミミは勇人の体を使ってもぞもぞし、時折何かを求めるような赤面した可愛らしい表情を覗かせる。
勇人のドキドキは今までにないほど高まっていて、既にアソコも勃っていた。
―どうする、俺?!答えるか?!一歩引くか?!
勇人は悩むがここは合理的に考えて決断を下した。
両手でミミの手羽元にあたる肩を掴んでミミと対面する。
「ミミ。お前がそこまで求めるのなら俺は拒まない。受け入れるよ」
ミミが言葉を理解しているのかは定かではないが勇人が積極的な姿勢に転じたことで表情に明るさが増す。
勇人はスキルを使っていろいろと軍用の衛生用品を生成するとそれらを使って二人は体の一部をキレイにした。
そこからは勇人とミミのスキンシップが始まった。
お互いを確かめ合うような優しい接し方が続く。
それが終わると勇人は更に軍用の備品を生成し、その中からおもむろに束になったゴム製品を取り出す。
「軍の備品に入っているとは聞いてたけどやっぱり入ってるのか。でも、欧米人用だと思うんだが、案外大きくないな?」
実は噂ほど欧米人のは大きくない。
学術的な統計では日本人より一回り大きい程度なのだ。
むしろ一番凶悪で立派なのはアフリカ系の男性だったりする。
勇人はゴム製品を袋から出して装着するとミミに近づく。
「ミミ...」
「ビィ...」
それから二人は互いを求めるように抱き合った。
しばらくの間、宿営地にミミの声が響き渡る。
その状態が数十分も続くが、やがて大きなミミの声が響き渡ると、息切れするミミの吐息が静かに聞こえるだけになった。
体の一部が繋がったまま二人は寝落ちしそうになるが、十数分後、ようやく体を起こして体の接触を解くと後始末を始めた。
勇人は後片付けを終えて冷静になった頭で思考を巡らす。
―人生初めてだった。まさか、初めてのお相手が女モンスターだとは日本にいた時の俺に話しても信じてもらうのは不可能だろう。いや、異世界という時点であたおか扱いされるか。
そんな風に考えながら就寝に付こうとする勇人にミミがまた抱き着いてくる。
「ミミ?!まさか、続きがしたいのか?!」
ミミの様子を見ると眠たそうなのでそうでもないようだ。
―緒に寝たいのか。これも何かの縁だ。今度からは一緒に寝よっか。
勇人は二人用の寝袋を生成するとミミと二人で眠りに着いた。
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