第12話 女看守の身体検査

俺はいま刑務所に向かっている........


なぜかって?それは詐欺罪で捕まったからだ。


先日の株価大暴落の際、その株の銘柄をまりが勧めてたとして数多くのクレームが殺到したのだ。

それも金融庁に届出もせずにある銘柄を勧めたことが発覚。即逮捕になった。


家族の裸も見れず、同級生の裸も見れず、女医の裸も見れず、温泉女子の裸も見れず、最後に金で解決女子大生も裸が見れず、そして10億の借金ができた。挙げ句の果てには逮捕されて刑務所に。


国民的アイドルが聞いて呆れる。

全国民から総スカンだ。


護送車の中はお尻が痛い。


周りの囚人はBAAばかりだ。

1人くらいは目の保養が欲しかったぜ。


「囚人番号072194.......囚人番号072194........

おい!そこの元アイドル、おまえだ!」


「は、はい!」


「反応が遅い。ちょっとこい」


「はい!」


看守の前に敬礼する。


「えっ!」


意識していなかったが目の前で見るとわかる。

この女性看守は超美人だ。

かわいすぎるし、監獄着が妙にエロい。


「なんだお前、なにが、えっ?だ。

 わたしの顔がそんなにも変か?」


「いえ!あまりにもお綺麗でびっくりしました」


「はあ?お前は女でアイドルだろ!」


グリグリグリ


「お前にはこんな立派な乳がついているではないか」


「はああーん、ああーん」

たまらん!女性看守からの警棒でのいたぶりは。思わず声が手でしまう。


もしや、ここは天国なのでは?


「変な声を出すな。もういい!監獄署に着いたのでお前が先頭だ。わたしの後に続けて歩け」


………………………


「よし。今から入獄の手続きだ。まず全員裸になってシャワーを浴びろ。共同シャワーだ。入れ替わり立ち替わり譲りながら使えよ。

隅々まで綺麗にしろよ。あそこやお尻の穴までだ」



(きたーーー!ついに念願の女子の裸!

地獄に来たと思ったら天国ではないか)


真っ先に服を脱ぎシャワー室に駆け込む。


「072194は素晴らしい身のこなしだな。さすが踊って歌えるアイドルだけある」

女性看守は感心して見守っていた。


(さあ、ばっちこーい!)


ワイワイガヤガヤ


(入ってきたー!)


「おい!お前ら大事なところ隠せ!」

まわりはBAAばかりだったことを忘れていた。


「やっぱアイドルは肌が綺麗ね」

「60代とは違うわ」

「おっぱいにもハリがあるわ」


BAA軍団が好き勝手言い始めた。


「せっかくだから触らせてもらいましょう」

『さんせーい!』

BAAの大群が押し寄せてくる。


「ちょ、まてよ!」


もみくちゃもみくちゃ


おれは人生で初めてBAAに犯された。

なんと不快な。なんとされるがままなのか。


痴漢に会う女性の気持ちが初めてわかった。

(痴漢する男どもめ。ゆるせん)


おれはぐったりしてシャワー室から出る。


「よーし、全員揃ったか。囚人番号072200前へでろ。これから入獄手続きなの身体検査を行う。どういう検査か見本を見せる。よく見ておけ!」


072220はさっきのBAAのカシラみたいなやつだ。


「まず全身を触る。くすぐったくても我慢しろ!」


「次は胸をもむ!中に何か仕込んでいるかもしれん。乳首も引っ張ったり噛んだらして確かめる」


「次は股を開けてこのようにあそこをこちらに向けてもらう。指を突っ込む。濡れてようが慣れてなかろうが突っ込むから痛くても我慢しろ」


「そして最後は四つん這いだ。お尻の穴に指を突っ込む。奥の方もチェックするから機材で広げるぞ」


「072220で実際にやってみたがわかったか。この後、1人づつこれを受けてもらう」


「きたーーーー!きたーーーー!」


「だまれ!囚人番号072194

うるさいお前からスタートだ!」


「よろこんで!あなたに触られるならおもちゃや道具を使ってもらってもOKです。なんなら舐めて確認してもOKです。つまり、ばっちこーいです」


「おまえ、本当にアイドルだったのか?きもいな。そこまでお望みなら最高の身体検査をしてやろう」


「あなたは神様ですか?来てよかった。逮捕されてよかった。ここは天国です」


「せんせーい!せんせーい!よろしくお願いしまーす」


「珍しくワシの出番かな?」


現れたのは90歳くらいの腰の曲がったヨボヨボのお婆ちゃんだった。


「おい!おい!まさか!?」


「お前の身体検査はレジェンドのおばば様だ。彼女の手捌き。生きては帰れぬぞ」


「ストーップ!チェーンジ!」


「ここにチェンジなどのシステムがあるかバカが!」


ウイィーーン。ウイィーン。


見たことのない動画の音が鳴り響く。


「BAAにおかされるーー!

 やめてーーーー!

 むりーーー!

 あ、あん、

 んん〜、あぁぁん!

 い、いく〜!!」


人生最大の汚点だ。90のBAAにあんなことやこんなことをされて感じまくってしまった。


最悪だ。


「まだまだじゃ、もう少し楽しめよ」


「これ以上はやめてー!!」


周りからも異様な喘ぎ声が聞こえる。

BAAの囚人達はご無沙汰だったのかみんな大興奮で喘ぎ声の大合唱をしている。


BAAばかりの裸と喘ぎ声、

そして90才のBAAから犯される俺。


地獄だーーーー!!


地獄の始まりだーーーー!!






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