第8話 女子校の健康診断でインフルエンサーの地位を確立

「困った、大変困った.......」


「どうしたの?まりちゃん、独り言が丸聞こえだよ」


「あら、ライカちゃん、聞こえちゃったの?」


「うん、だいぶお困りみたいだね」


「あ!ライカちゃんてインフルエンサーだよね」


「え、うん。どうしたの?急に」


「わたしのアップするツイやインスやテクトクが炎上してて」


「え!?まりちゃんもすっごい有名なインフルエンサーじゃん。なんで?」


「なんか最近アップしてなくてスマホ見たらアップしろーってやたらDM来てたの。それでとりあえずアップしたら大炎上なの」


「ええ!?いまさらそんな外すの?わざとだよね?」


「本気だよ。だから困ってるの。どうすれば星野まりっぽいSNSになるのかわからなくて」


「いやいや、あなたが星野まりでしょ」


「たしかにそうなんだけど......ライカちゃんどうすればいいと思う?」


「うーん、最近の流行は悪を正すかな!みんなもスッキリするし、こっちも株が上がるしね」


「なるほど!参考になるわ」


「はーい、1組の生徒たち〜!

健康診断の時間でーす。出席番号順に保健室に並んでくださーい」

担任の美並先生が声高らかに呼び出した。


「まりちゃん、健康診断、うざいよねー。

あの先生いつもエロいことしてくるし最悪なんだよね」


「え?どういうこと?」


「なんか有名な先生なんでしょ?この学校って芸能関係で1番有名だからって健康診断の医者も指定してるらしいよ。ほら、あの有名な帝都大学の大学病院の内科部長って人らしいよ」


「それってめちゃすごい人じゃん」


「そうなのかもしれないけどわたしは嫌い。っていうかみんな嫌いでしょ」


「はーい、そこ喋ってないで並んでー」

美並先生に注意されてしまう。


美並先生に注意されるとゾクっとするぜ。

(いつかきっと、あのかわいい美並先生にもあんなことやこんなことを....... 放課後の補講で2人きりとか最高だな、グフフフ)


「しくしく、しくしく」

健康診断を終えた女の子が泣きながら退出してくる。


(まさか!マンモグラフィー検査か?噂ではかなり痛いと聞いたことがあるぞ。もしや俺も初体験できるのか?あぁ、女医におっぱいをメチャクチャにされるなら本望だ)


「つぎー、星野さーん」

(ついにきたー!初健康診断。女の園でしか味わえないこのシチュエーション)


「うっす」


「ほしのさん、なんかおっさんみたいな返事するね」


「ええ、本気ですから」


「まりちゃんだねー」

50くらいの汚らしいおっさんがニヤニヤしながら俺の名前を呼ぶ。

完全に不快だ。これがライカちゃんの言ってたやつか。確かに見た目も鼻息も全てがやばい。

そしてなぜ下の名前で呼ぶんだ、こいつは。


「はーい、じゃあ、服脱いでねぇ」

完全に変態の目だ。同類の俺にはわかる。

こいつは女子高生が大好きだ。

自分の権力にかこつけて女子高生の身体を弄んでいるに違いない。


「せんせーい、服にスマホが引っかかってるのでとってもいいですかあ?」


「いいよ、その代わり全部脱ごうねぇ」


(なんで全部脱ぐ必要があるんだ。やっぱり変態だ。こいつ)


「はーい、ブラはつけたままでいいですよね?」


「うーん、邪魔だから取ろうか?」

(本性を現しやがったな!さっき泣いてた女子高生も脱がされたな。絶対にこのまりちゃんの裸は見せてはやらん)


「えー、流石に恥ずかしいです、取らなきゃダメですか?」

かわいい声とアイドルとしてのぶりっ子を見せつけてやる。


「ブラとってくれないとまりちゃんの乳首が見えなくて触れちゃうかもしれないよ。ブラとってくれたら乳首の位置がわかるから触れることもないんだけどね」


「やっぱり乳首見られるのは恥ずかしいかな」


「そうかそうか、じゃあ、乳首に触れても仕方ないね」

完全にエロ親父だ。俺にはこの変態医者がよだれがダラダラに垂れているようにしか見えない。


先生の手が俺のおっぱいに近づいてくる。

(絶対に触らせん!お前みたいな変態には)


「あっ、先生。わたし触られるとビクンビクンしちゃうの。だから優しくしてね」


「ほほほ、もちろん!先生は優しいよ。優しく触るからいっぱい触らせてね」


(いっぱい触るとか言ってる。完全にアウトだ)


「先生って女子高生みたいな子供、わたしみたいな子って嫌いですよね?」

ここで最高の恥じらいの顔を見せつける。


「何言ってるんだ、女子高生は最高だ。

何しても黙ってるし、声を押し殺して我慢してる仕草なんてたまらんぞ」


「正体現したな!この変態医者が!

さっきスマホを取り出した時に録画してるんだよ。そのままツイにアップしてるんだよ」


「な、なに〜!!それをよこせ」

変態医者が俺に襲いかかってくる。

もちろんそれも同時中継だ。


「触ったら完全にアウトだ!」

俺は変態医者を手で制止する。


「ほら、もう1万いいねだ!リツイートも5000だ。お前の人生終わったな。今までの女子高生に刑務所で詫びろ!」


ガクッ


変態医者はうなだれてピクリとも動かなくなった。


これがきっかけで星野まりのSNSは一気にバズった。


「星野まりかっけー」

「まりちゃんやるー」

「星野まりは正義の味方だ」

「星野まりを総理大臣にした方がいいんじゃね」

などアンチもほぼなく、一気にインフルエンサーに返り咲いたのだった。


星野まりはついに不動の地位に辿り着いたのだった。


後日、健康診断のやり直しがあった。


もちろん、女医だ。それも女子高生のことをよく理解しているだろうということで若くてかわいい女医だった。


「つぎ、星野まりさーん」


「はーい♡」


(今回はエロイベなしかと思っていたがここにきてエロイベ発生だ。このかわいい女医にはあの変態医者みたいに俺の身体を好きなように触って欲しい)


「この前の勇気ある行動見たわよ。えらいね星野さん」


「はい!ありがとうございます。今回は女の先生なので安心です」


俺はシャツだけじゃなく、ブラも一気に脱いだ。


「先生!好きなだけ触ってください」


「星野さん、ブラまで取らなくていいのよ?」


「できれば乳首も触診をお願いします」


「いえ、それはマンモグラフィーでするから今はしないの」


「それも楽しみにしてます!」


「ちょっと変わった子なのね、星野さんは」


「うーん、わたしにとっては大チャンスなので。それよりはやくわたしのおっぱいを触診してくださーい」


(この前はおばあちゃん女医に坐薬プレイと一生の恥をかかされたが今回は確実にかわいい女医だ。この女医にあんなことやこんなことをぜひされてみたい)


「星野さん、なにか勘違いしてるようね。

まずは背中を向いてくださいね」


「せんせい、焦らしますね♡」


「もう、訳のわからないこと言わないで後ろむく!」


ピタ、ピタ、ピタ

聴診器の冷たさが背中に伝わる。


(これはエロい!背中がゾクゾクする。

あぁ、感じる。おっぱいだとどうなるの!?)


「はい、おしまい!服着てマンモグラフィーに行ってください」


「えっ!?もう終わりですか?聴診器で乳首をツンツンとかペタペタとかしないんですか?」


「する訳ないでしょ!はい、隣の部屋に行く!」


追い出されてしまった。


せっかくの健康診断プレイが不発に終わってしまった。


でもまだマンモグラフィー健診が残っている。

噂では女性の看護師におっぱいをあんなことやこんなことをされると聞いている。


ここだ!ここにかけるしかない!


「はーい、星野まりさーん、マンモグラフィー健診しまーす」


(きたー!綺麗な大人女子看護師だ!

神様、ありがとうございます。俺はこの人にいっぱいいじめられてきます)


「はーい、上半身裸になってくださーい」

(きたきたきたーー!!)


「きれいな形の胸ですね」


「はい、そうなんです!ぜひいっぱいその手でもみほぐしてください」


「あ、これ最新式のマンモグラフィーなんでその機械が全てやってくれまーす。どうぞ台に乗ってくださーい」


「え!?直接手で触ってくれる?のでは?」


「いや、触りませんよ。それではスタートします」


「うぎゃー!いたーっ!ぐぅーっ!」


無機質な機械におっぱいをいたぶられただけだった。


………………………………………



あとがき


第8話の女子校の健康診断はいかがでしたか?

男にはわからない世界がそこにはある。


女子校の健康診断に参加してみたいと思った方はぜひ☆レビューと♡応援をよろしくお願いします♪









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