入れ替わり その11 (お姉さんとぼく 編)

【女声向け台本】

・設定

近所に住む可愛い男の子を自宅に招き入れた女性。次第にその本性が明らかになっていく……。

幼稚園から小学生くらいの男の子と、30歳前後の女性の話。


* * *


男の子 「うわあっ、お菓子だーっ! これ、本当に全部食べていいのっ!?」


女性 「ええ。好きなだけ食べていいのよ。あなたのために用意したお菓子だもの」


男の子 「わーいっ! いただきまーすっ! ぱくぱく、もぐもぐ……」


女性 「うふふ。本当にかわいい子ね……。さて、そろそろ薬が効いてくるころかしら」


男の子 「ふぅ。お腹いっぱいで、なんだか眠たくなっちゃった。ふわぁ……。おやすみ……なさい……」


女性 「よく眠りなさい。私も、あなたのとなりで寝るわ。ふふっ、目が覚めた時が楽しみね……」




女性 「んっ、うぅ〜ん……。お姉さん、おはよ〜……」


男の子 「うふふ。おはよう。気持ちよく眠っていたわね」


女性 「あれ……? ぼ、ぼくぅ!? なんでぼくが、目の前にいるの!?」


男の子 「はい、かがみ。あなた、寝ているあいだにすっごくセクシーになったわよ」


女性 「え、かがみ……? わぁっ! ぼ、ぼくの顔、お姉さんになってる!? か、体もっ!? ぼく、お姉さんになってる!」


男の子 「ええ。あなたがわたしで、わたしがあなたよ。しばらく体を交換しましょう?」


女性 「そ、そんなぁっ、困るよっ! ぼく、そろそろおうちに帰らなきゃ、ママに怒られちゃうっ!」


男の子 「だ〜めっ。まだ帰さないわ。今から二人で、とっても楽しいことするんだから。うふふ、うふふふふっ……!」

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声劇台本 男女入れ替わり短編集 蔵入ミキサ @oimodepupupu

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