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 「 棚橋くんっ…! キミねぇっ……


   聞きたいのはっっっ………

   …………こっちの方だよっ!!


   キミ………………

   死のうとしてたんじゃないのか…?


   これは完全に… 『薬』 の……

   “過剰摂取” だぞっ…!!!


   キミ自身に…………

   何があったのかは知らないが……


   ………………あぁ、

   とにもかくにも……………


   隣にいる…………

   『番田万司さん』 にっ………


   感謝すべきだ…!!!


   もう少し発見が遅れていたら……

   キミは……………


   助からなかったかも知れない… 」



 「 ば、ば…… “棒々鶏” ぃ…… 」



     その時、僕は、隣に………

    “二人の気配” を感じた。



 「 あぁ~~~っ、よかったぁ。

   みのりんっ、気がついたねぇ! 」



 「 おおっ…!! た、棚橋くん…!!

   意識が戻ったかぁっ…!!!


   ……………私は、

   “棒々鶏” ではなくっ………


   『番田万司』 ………だっ!!


   れいの父親だよっ…!! 」



     僕の 『隣』 には………

    “れい” ………と、

    れいの父親である…………


    “万司” ………がいた。



 「 ………はっ!!

   れ、れいちゃんっ…!!!


   それに……… え、えっと、


   ば、ば、万司さんっ…!!


   助けて頂いて………

   本当にありがとうございます……


   あなたがいなかったら………

   ぼ、僕は…… 今頃……… 」



    万司さんは、目に涙を浮かべ…

   何度も…… 何度も………


   首を “横” に振っていた……。

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