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「 …………私は、
“れい” に言われるがままに………
行動しただけです…………
私が助けた………とは、
到底言えません……………。
礼を言うなら……………
『娘』 に言ってやって下さい… 」
「 ……………、
ば、万司さん…………… 」
その “口振り” に、僕は……
万司さんの 『心の変化』 を……
…………察していた。
「 ………………棚橋くん、
私は………………………
ここにいる…………
娘の “れい” から…………
…………全て聞きました。
れいは、今まで、ずっと………
キミではない 『キミ』 と……
話していた…………と。
これは……………
科学では解明されない………
そして、常識では…………
決して考えられない事です………
………………ですが、
私は “この出来事” で…………
れいには、やはり…………
『特別な力』 が、あるのだと……
知らしめられたんです………。
………………………、
あれは…………
“2年前の夏” の事でした…… 」
万司さんは、そう言って……
僕に “知られざる過去” を……
語り始めるのだった………。
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