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「 あ………ああ……… あれは、
お、俺………かっ??
だ、だ、だよな………………
俺だ……… 間違いない…… 」
僕は…………
“ロフト” のベッドで横たわる……
『僕』 を……発見したのである。
よく見ると、枕元に散乱した……
“ラムネ” のような物がある。
( も、もう一人の…………
おっ… “俺” っ……………
ど、どーゆー事だっ…!!?
ん…? ラ、ラムネっ…………
……………いや、違う……
これは 『薬』 だっ…!!!
……………はっ!!
お、思い出したっ……………
………思い出したぞっ!!!
“人間関係” に疲れた俺は………
いつもの薬を飲んだ後………
『睡眠薬』 をっっっ………
大量に飲んだんだっ…!!!
も、もしかして…………
し、し、死んでるのか……… )
僕は “僕” を………
じぃ~~~………っと、見た。
( はっ…!! 息があるっ…!!
し、死んでないっ…!!! )
僕は “僕” にシャウトした。
「 お、おいっ…!!
俺ぇぇぇーーーーーっ!!!
起きろ!! 起きろ!!
起きろってばぁーーーっ…!! 」
すると…………
シャウトした “僕” の………
『意識』 が、一瞬…………
………………ブッ飛んだ。
「 う”う”う”……… う”う”……… 」
ロフトの実(みのりん)が……
もがいているようだ………。
「 う、うはぁぁぁっ…!!! 」
だが、僕の 『意識』 は……
思いのほか、早く戻った。
( な、何だ… い、今のっ…!?
………………はっ!!!
そ、そういう事かぁっ…!!
お、俺は、今……………
『幽体離脱状態』 なんじゃ…!?
“自分の体” から…………
近づいたり、離れたりする事で…
“曖昧な記憶” や…………
“時空を超える感覚” が………
生み出されていたんだぁぁぁ…
そ、そうに違いないっ…!! )
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