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れいが “本当の事” を……
………述べているとしたら、
れいは “第6感” ………つまり、
『霊能力』 を持っている………
………という事になる。
( ん…? ちょっと待てよ?? )
色々妄想を膨らませていると、
れいの話の “矛盾点” に……
…………気がついた。
( れいちゃんの隣にいた………
“チーちゃん” が…………
『幽霊』 だったとしたら……
れいちゃんのお父さんが言った事…
ちょっと引っ掛かるなぁ…?
チーちゃんのお父さんの………
“仕事の都合” で…………
遠くへ行った………って、
そう…… れいちゃんに………
………話してたみたいだけど、
んん………………
れいちゃんの言ってる事が……
………………本当で、
チーちゃんが 『幽霊』 なら……
チーちゃんは…………
死んでしまった事になる……よな?
どうして………
れいちゃんのお父さんは………
『仕事の都合で遠くに行った』 ……
なんて事言ったんだろう…??
れいちゃんのお父さんは………
れいちゃんに “何か” を………
………隠してるんじゃっ!? )
僕が…………
あれこれ妄想していると………
「 みのりんっ! どうかした…?
ねぇねぇっ、みのりんっ…… 」
れいが呼び掛けてくる。
方は、その声で我に返った。
「 はっ!! 」
( い、いやいやいやっ…………
待て待て待てっっっ…………
そんな事は二の次だっっっ……
……………その前にっ、
れいちゃんが 『霊能力』 をっ…
持っていた事が衝撃だろ…!?
お、俺は… とんでもない子とっ…
出会ってしまったのかもっ…… )
どちらにせよ………
今、僕の置かれている状況が……
“ヤバい” ……という事だけは、
確実に分かっていた………。
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