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「 ご、ごめんね………
そんなつもりじゃなかったんだ…
僕にも何がなんだかさっぱり……
…………あぁっ! そうだっ、
れいちゃん、さっき僕にっ……
何か言おうとしてたでしょ?
それ……… 何だったの?? 」
「 あのね、れい、ホントはね……
4才の時ね、一人だけ………
“お友達” がいたの…………。
『チーちゃん』 ……っていう、
女の子のお友達………。
れいのお父さんもお母さんもね…
チーちゃんのお父さん、お母さんと
仲良しでね…………
み~んなで、お出かけしたりね…
………ごはんを食べにっ、
行ったりしてたのっ………… 」
「 うんうんうん、それで………… 」
( …………う~む、なるほど、
要するに……………
チーちゃん……って友達がいて、
その一家とは…………
“家族ぐるみのお付き合い” を……
していた……って事勝……… )
僕は、相槌を打って………
ひとつひとつを確かめるように、
聞き入っていた。
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