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 「 みのりんっ…??

   ………ねぇ、ねぇっ?


   みのりんってばぁ~~~…? 」



    目の前が、ボ~…っとしていた。

   ふと、我に返ると…………



 「 れ、れ、れいちゃん…!!! 」



    そこにいたのは、

   ついさっきまで一緒に話をしていた

   『れい』 という女の子だった。



 「 …………みのりん?

   とうしたの? 震えてるよ??


   お熱でもあるのっ…??? 」



 「 へっ…… あ、あぁっ……

   い、いやっ………


   な、何でもないよっ…………


   それより、れいちゃん………


   また…………

   遊びに来てくれたのかい…??


   れいちゃんとさぁ、みのりん………

   ………ついさっきも、


   お話ししてたでしょっ…??


   だ、大丈夫? お父さん………


   心配してるんじゃないのっ?? 」



    この子と話していると、確かに

   心救われるような気分になる。


   しかし……………

   ……………だからと言って、


   “24才のいい大人” が………

   “初めて出会った6歳の女の子” と


   ちょくちょく遊んでいて………

   いいものだろうか…………


   “誘拐犯” とかに………

   …………間違われても困るし。


   クセがついてしまう前に………

   こういうのは……… やっぱ、


   ヤメさせた方がいいんじゃ……。


   歩は “いろんな事” が……

   …………心配になりだした。


   すると、その 『れい』 が……


   キョトン………とした表情で、

   首を傾けたまま、口を開いた。



 「 ………え? さっきぃ??


   あれぇ~~~…???


   れい………………


   みのりんとお話ししたの…………


   『昨日』 ………だよっ??? 」



 「 え…!? き、昨日っ…!!? 」  

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