P.9


    この時、僕は………

   完全にパニクっていた………。


 ( ちょ、ちょ、ちょっと待てよ……


   こ、この…………

   “四つ葉のクローバー” がっ……


   ……………あ、あるって事は、


   夢じゃない………よな………


   で、でも…… そうなると………

   俺は、一体………………


   どうやって家の中に入ったんだ?


   ………………くぅっ、

   思い出せない………………


   何がどうなってんだ……………


   ………………でも、

   俺は確かに…………………


   『れい』 という女の子と………


   話をしていた…………… うん、


   それだけは間違いない…………。


   記憶が途切れ途切れで曖昧なのは…

   やっぱり……………


   『薬』 のせいなのか………… )



    大の字になったまま………

   こめかみを押さえた………


   まさに、その時だった…………



 「 みのりぃ~~~…………


   あそび~~~…… ま~… 」 



    僕はソファーから飛び起きた。



 ( んあぁっ…!!

   こ、この声はっっっ………


   ………れ、れいちゃんっ!!? )



    そう思った瞬間だった………

   気がつくと僕は…………

   いつの間にか “外” にいた。


    この時僕は……………


   何故か “曖昧な記憶” という事と、


   次々起こる “不可解な現象” で


   震えが止まらなくなっていた。

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