P.8
久しぶりに笑ったような気がする。
( ………何なんだろう、
この心地よさは……………
でも…………
こういう時って、だいたい………
“ 夢だった!” ………みたいな、
んな展開になるんだよなぁ…… )
そんな事を思っていると………
「 ………………はっ!!! 」
気がつくと………
僕はソファーで………
うつ伏せ状態になっていた。
「 だぁ~~~っ!! もぅ!!
や、やっぱりかぁぁぁ……… 」
やはり……………
『夢』 を見ていたのだろうか……
うつ伏せ状態から、
仰向け大の字になり………
ボ~…っと、考えていた。
…………………だが、
その時だった………………
僕の “指先” に “何か” が……
……………当たった。
( ……………ん!?
よ、四つ葉のっ…………
クローバー……………??
……………あぁっ!!
そ、そういえばっ…………… )
僕は…………
れいちゃんが言っていた事を…
…………………思い出した。
《 アハハハハハッ………
みのりんに…………
これ、あげるっっっ……
………これねっ、すぐそこのっ、
御鍋谷公園で見つけたのっ!!
お友達になったから、あげるね!
はいっ…… みのりんっ!! 》
「 あ… あ、あぁ…………… 」
これは 『夢』 なんかじゃない…
僕は、そう思った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます