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どういう事だろうか………
“時間の感覚” も………
狂い始めている…………
僕は、何がなんだか………
………分からなくなってきた。
( 俺は… どうかしちまったのか!?
これ以上、深く考え込んだら……
頭がおかしくなりそうだ……… )
震えが止まらない。
だが、その時 『れい』 が僕に
また優しく話し掛けてくれた。
「 ねぇ、みのりんっ…………
一緒に…………
“御鍋谷公園” に行こうっ!!
あのね、そこにはね………
四つ葉のクローバーがっ、
沢っっっ山あるんだよっ!!
あっ、あのねっ…………
おじいちゃんが言ってたのっ、
そこにはねっ…………
“五つ葉のクローバー” もっ……
あるんだってぇっ…!!!
あるかな、あるかな~……って、
探してたら、きっと………
楽しいと思うよぉ~っ!!
…………だから、行こっ!!
ねっ!! みのりんっ!! 」
「 れ、れいちゃん……………… 」
余計な事を考えるのはやめよう…
『れい』 の屈託のない笑顔を見て
僕は、そう思った………。
僕は、とりあえず…………
れいと “御鍋谷公園” へ……
……………行く事にした。
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