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「 ちょっとぉーーーっ!!
なになになにぃっ…!!
うるっさいな、もぉーっ!!
なんなのよっ、コイツっ!!
超ウザいんですけどーっ!!!
あっち行ってよーーーっ!!
超ぉーキモいしぃーーーっ!! 」
“茶髪” のリアクションは………
……………最悪なものだった。
「 は、はぁっ…!!?
ちょ、ちょっと、キミねぇっ……
人が親切に届けてやってんのにっ…
そーゆー態度ってっっっ…………
お、おかしーでしょっ…!! 」
僕は、その…………
“ふてぶてしさ” に、思わず……
声を荒げてしまった。
すると、
“茶髪” の隣のJKが……
………間髪入れずに言い放つ。
「 んあぁ~~~~~っ…!!
むしむしむしぃっ…!!!
シッ、シッ、シィッ…!!
来んじゃねーっ! バーカ! 」
その瞬間、僕の心は…………
……………………折れた。
「 む、無視ぃぃぃーーーっ!!?
シ、シカト……かよ………… 」
僕は、呆然と立ち尽くしていた。
そんな僕(呆然とstanding)には…
……………お構いなしに、
JKらは…………そそくさと、
過ぎ去ってゆく………………。
「 めっちゃ、ウザっ…………
松子ぉっ、さっきのっ………
刺すヤツじゃねっっっ…??
刺された…!? 大丈夫っ? 」
「 竹美ぃ~~~、アタシっ………
………少林寺拳法部だよっ?
めっちゃ…………俊敏だよ?
あんねぇ、あんっな…………
”ブンブンうるさいヤツ” は……
刺される前にっっっ………
……刺すっちゅーねんっ!! 」
「 だぁ~~~よぉ~~~ね~~~!!
だよねーーーだよねーーーっ……
ゆっきゃないかもねっ!!!
だよねぇ~~~~~っっっ…… 」
「 松子………………
………古くね? それっ? 」
「 だぁ~よぉ~ねぇ~っ!!! 」
「 アハハハハハァ~~~っ!! 」
「 アハハハハハァ~~~っ!! 」
僕は………………
「 チクショーーーっ!!
フザっけんなぁぁぁっ…!! 」
いきり立ち…………
〈 バシィッ…!! 〉
持っていた定期券を……
………地面に投げつけていた。
そして、しばらくそれを……
……………睨みつけていた。
すると、その時………………
僕は、おかしな事に気づいた。
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