第5話 昼から飲むぜ

俺たちは新人歓迎会をするために繁華街の居酒屋に来た。つまり俺の入隊祝いってわけだ。


「いらっしゃいませ!何名様ですか?」と店員さんが聞いてきた。


「11人なんですけど入れますか?」とミールが答えた。


「もちろん!昼から飲む人なんてなかなかいないですから。奥の座敷にご案内します。11名様ご来店です!」と店員が言うと店員全員が元気よく「いらっしゃいませ」とあいさつした。


俺たちは奥の座敷に案内された。

「新人君は主役だから真ん中ね。」とミールが言ってきた。俺は真ん中に座った。なんか緊張した。


「すみませ~ん。」とヴェスタルが店員さんを呼んだ。


「注文をどうぞ~。」と店員さんが言うとみんな好きなものを注文した。


そして注文した品が次々とやってきた。


「じゃ、乾杯するぞ。ルシファーの入隊を祝って、かんぱーい」とマークが言うとみんな元気よく「かんぱーい!」と言った。


みんなでわいわい飲み食いした。


「そうだ。自己紹介のとき聞かなかったけど、ルシファーは彼女いるの?」とすでに酔っているミールが聞いてきた。


「いないです…。」


「いないの!モテそうなのに。」


「やめとけミール。意外とこういうのがパワハラとかになるんだから。」とマークも酔いながら言った。


みんながお酒を飲んでるなかナタだけオレンジジュースを飲んでいた。


「ナタはお酒飲まないの?」と聞くと意外な答えがかえってきた。


「私、お酒飲めない。というか、お酒飲める年じゃないんだよね。」


『新人の俺より若いやつが自分の部隊にいるのか』と驚いていた。


俺たちは長い時間居酒屋で過ごした。するとカミエル様が「明日は早いからそろそろ解散しませんか?」と言いみんながそれに同意した。


「割り勘、それともジャン負け?」とミールがみんなに聞いた時カミエル様が「ここは私が払うよ。」と言った。


「ごちそうさまでーす!」、「ありがとうございま〜す!」などとみんなカミエル様に声をかけて外に出ていった。


「明日絶対に遅刻するなよ。じゃあ、解散!」とマークが言うとみんな家に帰っていった。


『明日は初任務。いい結果を残せるように頑張ろう。』と思いながら俺は家に帰った。

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