第3話 愉快な仲間たち
今日からインモルターリス基地本部に出勤!
『これから毎日カミエル様に会えるとは運がいいものですな~』
俺はカミエル様直属の部隊の人たちが使っている部屋の扉の前に来た。
何事も第一印象が大事。俺は元気よく入っていった。
「おはようございます!」
「おお、おはよう!ルシファー君。今日からよろしく。
昨日カミエル様の部屋に連れていってくれた人だ。
「よろしくおねがいします!」
「そうだ、私の自己紹介がまだだった。私はマーク・ダヴィンチ。みんなのまとめ役だ。マークって呼んでくれ。ほら、ルシファーもみんなに自己紹介して。」
「新人のルシファー・ファラクトです。気軽にルシファーと呼んでください。今日からよろしくおねがいします!」
パチパチと拍手が上がった。俺は歓迎されていると知れて少しホッとした。
「ほらお前らも自己紹介!!」
とマークさんが言うとみんなが自己紹介を始めた。
そして一通り自己紹介が終わった。
俺は、みんな明るく元気で、仲が良さそうだったのですぐに馴染めそうだなと思った。
「ルシファー、敬語は使わず仲良くやっていこうな!」とマークが言ってきた。
そして俺は、いろいろ質問攻めにあった。すべての質問に答えたあと、今度は俺が質問をした。
「カミエル様はどこですか?」
「カミエル姉は、今将軍や四天王たちと、臨時国際政府の本部に行って元老議会に出てるよ。多分今日は帰って来ないよ」と言われた。
俺はがっかりしたが『明日会えるしいいか』と思うことにした。
俺は「今日は、何するんですか。」と聞いた。
「今日はすることないぞ。あと、敬語はなし」と言われた。
俺はすることもなかったのでみんなと一緒にゲームで遊ぶことにした。
「新人歓迎会は明日やろうな。」とマークがいうとみんな賛成し、俺は明日が楽しみになった。
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【臨時国際政府本部の元老議会】
「ゼウス将軍、INDEPENDENT結成から約1年が経つのに全く地上を奪還できていないようだが。」
「申し訳ありません。敵が予想以上に多く、また兵器も強いので、時間がかかっています。もう少し予算をくれると嬉しいのですが。」
「ばか言うな。これでも結構予算をあげている方だ。税金をこれ以上値上げするわけにもいかない。第一、方舟建造計画に多額の金をかけているんだ。失敗したらどうなるかわかってるんだろうなゼウス将軍。」
「方舟建造計画は地上奪還そして人類の希望です。成功をお約束します。」
「もう一つの計画のほうはどうだ。」
「そちらは順調に進んでいます。」
「くれぐれも慎重に進めるように。」
元老員とゼウス将軍の会議が終わり、ゼウス将軍は四天王がいる部屋に入った。
「何か言われましたか。」とネフティスが聞いた。
「あぁ、元老員どもが早く地上を奪還しろとうるさくて仕方がない。会議は終わった。帰るぞ。」
四天王と将軍はそれぞれの基地に帰っていった。同じ方向のカミエルとゼウス将軍は一緒に帰っていた。
「カミエル、方舟計画はお前に任せる。」
「わかりました。お父さん。」
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マークたちは、定時になるとおつかれと言って帰っていった。俺は、何か思ってたよりゆるい部隊でホッとした。
そして俺も、みんなと一緒に家に帰った。
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