応援コメント

日没の彼方へ」への応援コメント

  • 待って(困惑)からの待って(大歓喜)でのしめくくりでした。
    シェイダールとヴィルメのものがたりと並べてみたときの違いは、ときには自分の知らない相手の一面を受け入れる必要もあるということを自分で納得できるのかとかの成熟度や、もっとシンプルな相手への敬意なのかなあ…
    心の動きが逐一自然に感じられてどっちをも応援したくなるふたりの前途(といっても示されてしまっているけれど! そこに行き着くまでの間にも!)に幸あれ〜!

    作者からの返信

    読了ありがとうございます! 楽しんで頂けて何よりでした!

    金枝の二人とこっちの二人の違いは、年齢による成熟度の違いや性格、敬意など個人の資質もありますが、社会的な背景が大きいのではないかと思っております。
    そもそも最初から互いに「なんとか折り合いをつけなきゃならない相手」と認識していることもですし、この時代の社会・文化的なパワーバランスが奇跡的に釣り合ったというのも。
    かなりの男尊女卑家父長制な土地で、若い女性であるジェハナは本来隷属を強いられる属性ですが、征服者側かつ大金持ち名家のお嬢様という強みがあり、一方でタスハは被征服側で一応の地位はあるものの金や権力はきわめて貧弱ながら、ジェハナに対しては年長の男性というアドバンテージがあって。
    両者とも無自覚でしょうけども、そういう社会的に刷り込まれた認識が底にあるからこそ、作中のような心情の動きになったという一面はあると考えています。

    駆け落ち(笑)後はそうした力関係も変化していくので、あとは個人的な要素や共に築いた信頼が大事になっていくのでしょうね。
    もだもだな二人に温かいエールをありがとうございました!