しょうもない俺はダンジョン配信で成り上がる

【設定資料】第一部までの登場人物

・加藤　男　主人公。よろいを買うお金がないので、仕事着の白い長そでのシャツと黒い長ズボンのままダンジョンに挑む。

　ブラック企業に勤めていた中年の男。クビになってしまったため、後輩のサナとともにダンジョン配信を始める。

武器：パワードアーム

　右腕に装着するパワードスーツで、パンチ力やパンチのスピードが速くなるなど、右腕の身体能力が向上する。ロケットパンチを放つこともできるが、 本来は反動で腕がちぎれるため、あまり使わない。

スキル『スタビライズ』

仕様：転ばない。バランスを崩すことがない。そのためどんなに重い武器や防具でも扱うことができるが、重量を無視しているわけではないため、身のこなしや移動速度は遅くなる。特定の状況下では重量を無視できる？

　また、許容量を超えない限り衝撃を無効化する。斬撃や魔法などは無効化できない。

・サナ　女　加藤と同じ会社で働いていた後輩。子どものように身長が低く、日に焼けた健康的な肌をしている。

　加藤を巻き添（ぞ）えにしてクビになり、加藤とともにダンジョン配信を始める。基本的にカメラマンに徹（てっ）しており、配信では一度も顔をさらしていない。ことあるごとに加藤をあおり倒すので、加藤にはメスガキ扱いされている。

武器：短剣

　第一部ではほとんど使われていない。

スキル なし

・マシュー　女　歴戦の戦士。赤いポニーテールに銅のよろいを着ている。

　ソロでダンジョンボスに挑み、死にかけていたところを加藤に救われる。以来、加藤とサナとともにダンジョン配信をすることになる。加藤のことが好き。

武器：大剣

　マシューの身長に迫るほどの鋼鉄の巨大な剣で、後述するスキルによって軽々と扱うことができる。

スキル『パワー・ド・タイム』

仕様：常時身体能力が高い状態になるパッシブな効果に加えて、スキル名を宣言することで一時的にさらなる身体能力を得ることができるアクティブな効果をあわせ持つ。主人公である加藤の『スタビライズ』よりも汎用性（はんようせい）が高く、優秀。

　しかし一時的な身体強化は効果時間が切れると激しい疲労感に襲われてしまい、まったく身動きが取れなくなる。

・ジネ　女　内気な美少女科学者。青色のマッシュルームヘアで目元が完全に隠れている。加藤はジネの素顔を見たことがないが、マシューによると可愛いらしい。

　マシューと同棲していて、マシューのことが好き。天才だが、倫理観がぶっ壊れている。加藤のパワードアームを作った。

武器：なし

　家に引きこもっており、戦うことはない。

スキル なし

・アーク　女　自称二代目天才魔術師。白い長髪に黒いとんがり帽子、赤いローブを着ている。また、両手に白い手袋をはめている。

　イキリ倒してボスモンスターに挑んでは瞬殺されて床ペロする一連の流れを繰り返す。いわゆる天丼ギャグヒロイン。

　加藤たちに影響されて一人でダンジョン配信を始める。尋常ではないくらい体が丈夫。とても頭が悪い。

　実は一代目と交わしたある約束を胸に秘めている。誰にも打ち明けていない。

武器:なし

　魔術師であるため、武器を持っていない。杖なども一切装備しておらず、 常に手ぶらである。

スキル なし

・ある富豪の男　悪役。黒い長髪に灰色の瞳を持ち、上流階級と一目でわかるような金色の刺繍（ししゅう）が施（ほどこ）された紫色の衣装を着込んでいる。

　絶大な魔力を持つ魔術師であり、生きたモンスターを召喚・転送する世界的にも大変高度な魔法を容易に使いこなす。

　本名は明かされていない。飽き性でいつも退屈しており、自分さえ楽しければどんな悪事も平然と行う。

武器：なし

スキル『プランダー』

仕様：スキル名を宣言してから対象者の体に触れることでスキルを強奪（ごうだつ）する。

　スキルを奪われた対象者はスキルの効果時間の長さに関わらず即座に効果を失い、二度と使用することができなくなる。

　作中でもトップクラスの性能を誇（ほこ）る凶悪なスキル。第一部時点ではこれと言った大きなデメリットは発覚していない。

　また、《カクヨム限定エピソード》をよく読むと、このスキルは単なる強奪系ではない様子......?