第27話 『一夏の恋』 麻木香豆さん

〇作品 『一夏の恋』

 https://kakuyomu.jp/works/16817330666629391747

 

〇作者 麻木香豆あさぎかずさん


【ジャンル】

 エッセイ・ノンフィクション


【作品の状態】

 900字弱の短編・完結済。


【セルフレイティング】

 なし


【作品を見つけた経緯】

 カクヨムサーフィンしていたときに、肥前ロンズさんのレビューを見て面白そうだと思ったので読んでみることにしました。


【この作品を一言で表すと】

 とんでもない仕掛けがされています。(笑えるお話です)


【注目してほしいところ】

 読む前に、一度キャッチコピーを見てください。読んだ後に意味が分かります。


【感想】

 この作品を見つけた経緯を上記で説明しましたが、読もうと思ったのは「面白そうだな」というのと「笑えそう」というのが決めてでした。(肥前さんのレビューに書いてありました)


『一夏の恋』というタイトルから、「どうして笑えるんだろう?」と不思議だったのです。


 とりあえず、それを頭に入れながら『一夏の恋』を読み始めます。タイトルに「恋」とあるくらいですから、作品の冒頭から、作者さんが暑い夏の日に素敵な男性に一目惚れしたことが書かれます。


 続けて男性の容姿について語られ、「なるほど、作者さんはこういう男性がタイプなんですね!」とふむふむと頷きながら読みます。

 そして作者さんはこの偶然の出会いに、運命を感じます。ジャンルがエッセイなので、これは作者さんの実体験。そのため、「ここからどう進展するのだろう!」とわくわくして次の行を読もうとすると、少し広めの行間が取られていて……?


 ……さて、この後どうなってしまうのか、という話なのですが、ごめんなさい、この先はここでは言えません!


 何故って、読んだら分かります。この後の展開は、読んだ人にしか味わえません。

 というより、言ったらきっと初見の楽しみを奪うことになってしまうので、どうかこの先の展開が気になった方は読んでみてください。


 ちなみに、私がこの作品に好感を持ったのは、作者さんの実際の体験に基づいていて、上手く作品に落とし込んでいたところ。こういう種類の体験を、作品にして出すのは中々難しいことのように思うので、すごいなと思います。


 でも、読んだ人はきっと明るい気持ちになれると思いますし、色んなことをポジティブな考えに繋げることができると感じられる気がします。


 最初は文学風なのに、その後の展開が本当にお見事です。


 今日は『一夏の恋』をご紹介しました。

 それでは次回、またお会いしましょう。

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