10月 October
第21話 『「どうやったら英語がうまく話せるの?」と聞かれた時に、私が答えていること。』 月森 乙さん
〇作品 『「どうやったら英語がうまく話せるの?」と聞かれた時に、私が答えていること。』
https://kakuyomu.jp/works/16817330649535827857
〇作者 月森 乙さん
【ジャンル】
エッセイ・ノンフィクション
【作品の状態】
連載中。
【セルフレイティング】
なし。
【作品を見つけた経緯】
先月の話で恐縮なのですが、作者の月森 乙さんが私の『生米で、ふわもちのミニ食パンを作った話。』を読んでくださいました。生米パンに対して興味深いコメントをいただき、また評価もしていただいたこともあって、どういう作品を書いていらっしゃるんだろうと気になって訪ねたところ、こちらの作品に目が留まりました。
【ざっくりと内容説明】
アメリカに住んでいらっしゃる作者さんの、英語を話すためのコツが書かれています。
【感想】
皆さんは、「英語を上手く話してみたい!」と思うことはあるでしょうか。
私はそう思う一人なのですが、まあ、なかなかうまくいきません(笑)
文法(中学生レベル)はいいとして、発音がなかなか難しいです。
でも、仕方がありません。日本語の音節は大体100ちょっとしかないのに対して、英語は3,000はあると言われていますから、日本人が発音に苦手意識を持っても無理はない、と思っています(笑)
「英語の音節は3,000」と書きましたが、実は数え切れた人はまだいないらしく、中には8万も音節があるのではないかと唱えている方もいるそうです(←少し古い情報なので、今は違うかもしれませんが)。
……すみません、話が逸れました(笑)
月森さんのエッセイではその発音について触れているのですが、分かりやすいです。
目から鱗が落ちたのは、第4話。
「tr」の発音なのですが、上手いことカタカナに落とし込まれています。
月森さんがカタカナに置き換えたものを発音してみて、そのあと辞書(電子のものです。ない方はグーグルの翻訳の機能を使えば音声が聞けるはずです)で調べて音声を再生してみたら、まさにその音になっていました。素直に「上手く発音できると楽しい!」と思いました。
それから「r」と「l」の発音。
日本語ではこの二つの区別はありませんが、英語にはあります。
英語ができる友人と話してみると、大体この「r」と「l」の発音で「違うよ」と指摘されます。なかなか難しい……。でも、月森さんの作品には「r」と「l」の使い分けの仕方も書いてあるので、きっと参考になると思います。
魅力的なのは、英語の話だけではありません。
月森さんはアメリカに住んでいらっしゃるので、その地に住む人のことや、食のことなども書かれています。
「第1話 アメリカ人の国民性」を読んでみると、肩ひじ張る必要がない感じでいいなと思ったり、「第12話 パーティにて」では日本にはない良さがあるんだなと思ったりしました。
それから英語で綴られた日常生活も興味深いです。
日本語訳もあるのですが、英文は英文の魅力がありますし、何より月森さんの英語は易しくて分かりやすく面白いので、英語を学ぶ意欲をかき立ててくれます。
まさかアメリカで売られている牛乳にそんなことがされているなんて……と思ったり、やっぱり食べ物は大きいなと思ったり。時々近況ノートに写真も載せていらっしゃっていて、それを見るのも楽しみの一つになっています。
更新の頻度はそれほど多くないようですが、焦らずに読める利点もありますし、英文を繰り返し読んで学ぶにはちょうど良いスピード感のようにも思います。
気になった方は、読んでみてはいかがでしょうか。
今日は『「どうやったら英語がうまく話せるの?」と聞かれた時に、私が答えていること。』をご紹介しました。
それでは次回、またお会いしましょう。
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