イクなら山か谷かは大切です!
「もうそろそろ夏休みねっ!」
「みんなでどこか行きましょうか」
「良いですね。俺は山とか行きたいです」
その前にテストがあるってのはお約束で期末テストの回はありません。ネタを補充中です。
「やはり別れるのね、谷か山か……」
「海か山でしょ」
「谷間かモッコリ山か……」
「満場一致でモッコリ山だろ」
「マ◯コ一気にモッコリ山?」
いや原型とどめてないから。あとモッコリ山って何?どこがもっこりしてるんだよ。
「私は海に行きたいです」
「沢良木さんは海ですか」
「良いわね。チョウチ
「チョウチンアンコウは絶対いないですからね」
チョウチ◯コウ◯コでチョウチンアンコウと分かるあたり下ネタ耐性がついてきたと言わざるおえない。
「ここら辺に海ってありましたっけ?」
「残念ながら……」
沢良木さんが浮かない顔をして答える。どうしたものか……
「ダメよ!海はダメよ!痴漢ちゃんの前で水着なんて着たら私引き立て役じゃない!」
「大丈夫ですよ。目に入らないように努めるんで」
「ひどいーーー!」
凜城先輩が俺の肩を叩く。こんな光景を見ていると入部の時より明らかに俺の立場が上になったと感じる。
「海がダメなら……プールはどうですか?」
「ダメよ。あんなウルトラナンパフィーバー
ステージ」
ウルトラナンパフィーバーステージ?横文字並びすぎだろ。ウルトラとフィーバーどっちかにしろ。
「映画とかでも良いんじゃないですか?」
「ミッションズインポッシブルとかね」
「アレも見たいです!」
何だっけ、あの雪の女王のやつ。
「どうしたの?私は揉める程ないわよ?」
「アレ揉みたいですじゃないんだよ、あと涙拭いて下さい」
「そう!アナと雪の女王!」
「穴と雪の上裸?」
モブCに耳垢取ってもらえやマジで。
「コナ◯もやってましたよ」
「絶頂の
「似せなくて良いんだよ。ちょっとありそうなのやめろ」
ただの脅し道具じゃねぇか。
「無かったかしら?他には……純白の
「誰が見に行くんだよ。R18だろ」
しかもご丁寧に色まで入っている。
「このボケ良いわね。どんどん思いつくわ、茜色の
「ほとんど同じじゃねぇか」
「鳴り響く
「横文字ですら無くなったよ」
てか夏休みの予定決まるんじゃ無かったのかよ。
「でも行くなら海よね!」
結局海なのかよ。
「良いですけど、どこの海ですか?」
「日本海?」
「ざっくりしすぎでしょ」
「オチンコカイ
「ないでしょ」
入るだけでアソコが痒くなりそうな名前してるな。
「沢良木さんはどこが行きたいですか?」
「やっぱり海ですかね。みんなで遊べればどこでも良いですけど」
何この天使ちゃん。優しい。
「どうせなら一泊2日しましょうか」
「無理でしょ」
「お金なら大丈夫よ」
「そうじゃなくて、男子と女子が一緒にお泊まりなんて」
「あら、一泊も我慢できないの?私なら別に多少なら許すわよ。イカ臭くするのはやめてね」
んじゃねぇんだよ!一泊ぐらい我慢出来るわ!そもそも……やめておこう。
「とりあえず行くとこは海でいいですか?」
「ええ」
「大丈夫です」
「何日に行きます?」
話の主導権を握れたのは大きい。これで話が進みそうだ。
「私は13ぐらいは茜色の綿押しの日だから無理ね。それ以外は大丈夫よ」
「その答えが大丈夫じゃないです」
何で反応したらいいんだよ。些か、純粋な
「私は恐らくいつでも大丈夫ですよ。ピアノの稽古が少し入っているだけなので」
「ピアノやってるの?!」
「はい、少しかじる程度ですが」
「
なんか始まったぞ。せめて「ド」から始めろや。
「シ〜はシコシコよー♪さぁ喘ぎましょぉ〜」
「ドレミファソどこ行ったんですか」
「しょうがないわね」
凜城先輩が待ってましたと言わんばかりに姿勢を正す。
「ド〜は童貞キラーのド〜♩
レ〜はレイプフィルムのレ〜♪
ミ〜はみんなでファ〜♫
ソ〜はソソソのソ〜♬ よ」
「よ、じゃねぇよ。ミ〜はみんなでファってなんだよ」
「その歌のドレミファソラシドってその音鳴ってないんですよ」
「つまり『レ〜はレモンのレー』はレの音じゃないってことですか?」
「そう言うことです」
どうでもいい雑学だけど沢良木さんが言ったら神秘的に感じるなー。
「どうせなら夏休みの初めの方で行きましょうか!」
「そうですね。8月3日とかどうですか?」
「10日あるわね」
日にち出さなくていいよ。
と言うことで!次回!水着回!乞うご期待!……はしないほうが良いかも。
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