夜じゃないけどスポーツですっ!
あっという間にテスト期間も過ぎ去り、今日は待ちに待たないスポーツ大会がやってきた。と言っても俺がやったバスケはつい5分前に2回戦でボッコボコにされた。トーナメント戦なのでこれにて終了となった。
今俺は俺のクラスのバレーボールを眺めている。3回戦目だったはずだ。
「うわ、4組のあいつ絶対バレー部だ」
「あのリエロの子?」
「あんたどこにでもいるな。あとリベロな」
凜城先輩が俺の隣に腰掛ける。
「知らないの?リベロは英語でLiberoだからhero同様お尻がエロなの!」
「リベロに殴られろ」
「キャァ!うまーい!」
リエロの子がじゃないや、リベロがナイスセーブをし、会場が湧く。
「リベロって床にアソコを擦り付けてるのよね?出ちゃったりしないのかしら?」
無視だ無視。
「沈黙は肯定と捉えるわね」
「逆に出てると思うんですか?」
「出てたら試合終わりはドバドバよね」
「何がだよ」
「二つの意味で「セイシ」の狭間よ。」
もうだめだこの人。会話が出来ない。義務教育受けてきたのだろうか?
「スポーツって大体卑猥よね」
「一応聞きますけどなんでですか?」
「だってバレーボールはローションって言うのがあるんでしょ?」
「ローテーションな。点決めたら守る位置が変わるみたいなやつ」
ヌルヌルするバレー嫌だろ。あっ、バレーとバレエの分かりにくさは異常。
「スパイクは私の記憶が正しければスーパーイクッの略なはずよ」
「その記憶正しくないですよ。スパイクって略称じゃないでしょ」
ハイ〇ュー!!見たことあるけど、実際初心者のバレーはあんなんじゃない。憧れたらだめだ。俺はレシーブもまともに出来ない。
「野球とか凄いわよね。棒と玉を使ってするスポーツよ」
「ものは言いようとはこの事ですね」
「上手くいけば3Pよね」
「最高は4Pですけどね。」
「なんてハイレベルなプレイなのっ!」
なんて低レベルな下ネタなのっ!高レベルの下ネタとか知らないけど。
「サッカーは足で玉を蹴って、相手の股でヌクのよね」
「股を抜くことはあっても股で抜くことはないだろ。詳しくないから分からんけど」
「でもサッカーのトロフィーって上に金色のボールが乗ってるわよねれ
金玉ってか。一回口閉じろ。もうそれにしか見えないじゃねぇか。
「サッカーもスーパーイクッ履いてるわよね」
「スパイクね」
「サッカーって試合長いわよね。
「アディショナルタイムな。何その、ナニするためだけのクソみたいな時間」
いやだろ。テレビでコートに入ってる合計22人が試合終わり急にシ〇り出すの。PKはパンツ食い込むとか言い出すんだろうな。
「PKは確か、ピンクの栗だったかしら?」
「想像の7倍は酷かった」
「違ったわね。πズリ栗だったかしら?」
「もっと酷くなった」
だめだ。バスケよりこっちの方が疲れる。
「見て!向こうのバトミントン!マン〇ツーマン〇で試合やってるわよ!」
「マンツーマンな。何で何でもかんでもマンの後に「コ」を付けたがるんだ」
「チンの後にも付けちゃうわよ」
「でしょうね」
何ならウンの後にもシコシの後にもこの人はコを付けるだろう。
「ロータースポーツって名前からして魅力的よね」
「モータースポーツな」
「自動車なんかを使うスポーツがモータースポーツってことはカーセッ〇スもモータースポーツなのかしら?」
「んなわけねぇだろ」
そんなことあってたまるか。モーターどこで使ってんだよ。
「でもスポーツの世界は広いのよ。ポロリなんてスポーツもあるぐらいなんだから」
「絶対ない」
「貴方、案外鋭いわね。ポロって言うチャカみたいな競技があるのよ。他にも、セクロスって言うスポーツがあるのよ」
「もろセッ〇スじゃねぇか」
「ラクロスって言うゴム製の…ゴム製のボールッ、フフッ。ゴムだって」
どこに反応してんだよ。と言いつつ俺も笑いを堪える。
「それより貴方テストは返ってきたでしょ?」
俺はコクリと頷く。
「何位だったのよ」
「全体では5位です。一つ落ちました」
「まぁ、一つぐらい誤差よ。痴漢ちゃんには勝ったの?」
「沢良木さんのこと痴漢ちゃんって言うのやめてください。やばい人みたいじゃないですか」
千佳だから痴漢か、近くないな。千佳だけに。ごめんなさい。
「多分沢良木さんはいつもの2位じゃないですか?」
「一位は無理なの?」
「相当厳しいと思います。確か6教科ぐらい一位を総ナメしてる化け物がいたはずなので」
「貴方、ナメナメしている化け物のこと紹介してくれないかしら?」
「何する気だよ」
もしかしたらこの小説にもいつか出てくるかもしれないし変なキャラ付けは辞めておこう。
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