「先輩、5歳児でしょってば」

「ゔーぅ嫌じゃ嫌じゃ!!妾は子供じゃないぃ…」

全く世話の焼けるな、と思った。

オレはノマ、あの子は元先輩のハネルだ。

まあ簡単に説明すると

この世界と少し次元がズレている世界で争いが起き、死神だったオレは先輩であるハネルと戦っていた。

その世には寿命は無く、意図的に殺されるしか死ぬ方法は無かった。

ちょうど死神の1人前である666歳になったはずのオレは月の天地人と呼ばれる族から殺されそうになった。

そこで記憶が飛び今に至る。

「先輩、せめて朝食くらいは…」

抱えていた先輩を降ろしオレはため息を付いた。先輩は泣き顔でこっちを見つめてくる。まるであの世に戻りたいかのように。

「はいはい分かりました。今日は幼稚園、お休みにしますよ…ってかまだ幼稚園決まって無いけど。」

すると先輩は嬉しがり飛び跳ねた。

（疲れた…）

本心そう思いながら顔を洗った。

　　　　　続くかも…ね

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