異世界出身はこの世界に慣れるのか?

わぽい〜

1話目

目を覚ますと真っ先に目に入ってきたのは見慣れない殺風景な天井だった。

「ん?何故妾は眠っていたのか?」

普段眠る事のあまり無い妾だが眠っていたからには何かがおかしいはずだ。

体を起こし、少し周りを見渡す。

辺りには堅苦しく本棚に本があった。

だがちゃんとした部屋でもある。窓は締め切ってありカーテンは開いてあった。朝のようで日差しが眩しい。

部屋を出ると人間が住んでいるようなアパート?の広間的な場所についた。

そこには布団が敷いてあり―

妾は驚いた。

そこには後輩が眠っていたからだ。

だが少し服装などが違う気がする…がまあ良いとしよう。

しばらくすると目を覚まし体を起こした。

あいつも驚いてるようだ。

妾はとにかく洗面台へ向かい鏡を覗いて見ようとした…が。

(…洗面台が高い!!)

どれだけ背伸びしようが届かない…

するとひょいと持ち上げられ、体が浮いた。

「うわっ」

鏡を見るとそこにはなんと―

妾は小さい子供になっていた!!

「な、何故こんな事に…」

あ然としながら妾を持ち上げている後輩の顔を鏡越しに見る。

すると

「先輩、5歳児じゃないですか。ほら幼稚園行きますよ」


      続くやら…


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