第46話 最強の殺し屋クロは、大本部の最深へ行く
俺は世界最強と詠われていた元六色光のクロについて調べていた。あの師匠が不審な死を遂げているのは俺には想像できない。師匠が死ぬほどの敵?
「みんな、俺は禁忌門に行ってくるからもし帰ってこなかったら察してくれ」
「本当に気を付けてね」
「絶対に負けるなよレイ」
いろんな人たちが俺に応援のエールを送ってくれた。
そう俺達が今いるこの裏ギルドの大本部(六色光大本部)の位置するこの場所にはかつて太古から昔から存在している禁忌門と言われるこの世を全て知り尽くしている石像が置いてある。俺はこの禁忌門に行く許可をカシルからもらった。
「ごめんな……。でも今は必要な事だから許してくれみんな」
「本当に気を付けてねレイちゃん」
「レイさん気を付けて!」
「レイかえって来なさいよ」
禁忌門の噂と言ったらあれだけど……。昔から禁忌門には精神を支配する何かがいると言われてきた。俺もその正体が分からない。だから本当に気を付けないといけない。
そのものは実体がある物なのか実体がない物かもしれない。そして俺はみんなからの応援を貰いいざ地下へ潜入する。
行き方はいたって簡単だ。カシルの部屋にある10桁の暗号を書き込めばエレベーターが出てきて約1000キロ潜ればお目当ての禁忌門があるというわけだ。そして俺が目指している石像は禁忌門を抜けてどこにあるのかが全く分からない。
でも俺は……。
謎を解くために……。
行くしかない!
って感じで俺はいまエレベーターで禁忌門まで下りている。道中は綺麗な洞窟とか綺麗な模様など色々な景色が見れた。洞窟内には見たことも無いような生物がわんさかいた。
そして……。
「着いたか……」
俺は禁忌門に到着した。
「お前ら!! 今の状況は……。レイ禁忌門に到着したぞ!!」
「よっしゃ!!!!」
「よくやったぞ!!!!」
一方留守番をしているほかのメンバーや組織の人間は祭りをするほどに盛り上がっていた。
「これが地獄門か……。だけどまだ入るのは危ないな……とりあえず周りを探索してみるか……」
俺は少し旅の心得を持っている。まず未開の地では先に進むのではなく周りをくまなく偵察してから中に入るべしと本に書いていた。
「確かにこの洞窟は右にも左にも道があるな……」
俺はひとまず右の道に進んで行った。
「何か……壁に書かれているな……」
右の洞窟をある程度進んでいくと壁に「こ――だ――む」と書かれていた。
「でも確かに何か不気味だな……こ――だ――むとは何か?」
右の洞窟の奥まで進んで行ったレイはある物を見つける。それは肉がもうついていない人骨だった。レイはその場で立ち止まりその骨をじっくりみた。
「これはなんだ? 打撲痕でもないし……裂傷痕でもないよく分からない」
俺は右の洞窟を進んで行き止まりになっていたから次は左側の洞窟に進むことにした。左はとてもシンプルだった。右は狭く入り組んでいたけど左はとても広い一つの部屋だと錯覚するとこだった。
「ここ今日のキャンプ地にちょうどいいな……、なぜだろうここは地下1000キロ深いというのになぜか朝と夜が分かる。不思議だ……」
俺は今日止まるキャンプ地を見つけてテントを組み立てる、そして俺はもう一つ目標をそこで決めた。
「今日から俺はこの星の地下1000キロに位置するこの禁忌門で毎日日記をつける!!」
一日目、俺は今日裏ギルドを離れリヒー師匠の謎の死を調べに行くためにこの世の全ての謎が分かるとされている禁忌の地【禁忌門】に行くことにした。エレベーターから地下1000キロはかなり遠かった。時間もかかった。俺は今日はまだ禁忌門を開かずに周りの探索に力を入れた。
そこでは右の洞窟と左の洞窟に分かれており。右には入り組んだ道に謎に死んだ人間の屍ほかにもいろんなものがあった。
左は一つの大きな洞窟で別に探索するところが無かった。一旦今日住める場所を見つけたからここで一夜を過ごす。ここは地下なのになぜか地上にいるみたいな不思議な感じだ。みんなは絶対に来るなよ。
「よし、今日の日記も書き終わったか……さて何しようかな」
俺は暇すぎて砂利で砂の山を作っていた。そこで耳に水の音が聞こえた。これは川が通っているか?
俺はその少しの情報を頼りに壁を掘る。
「たぶんここだよな……。《
ゴォゴォと音が立ち壁が解け始め中からは水がザバァ~と音を立てながら勢いよく流れてきた。その中には元気満々な魚もいた。
「よし! 魚ゲットだな! でも何かこの魚……上にいる物とい根本的に変だな」
レイが言っている通りここにいる魚はキメラみたいな形をしていた。魚の口の中には人間と思われる歯が無数に生えており足がついているものもいた。正直気持ちが悪かった。
そうして俺の禁忌門生活初日が終わりを告げた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます