この俳句集では、作成にあたり使用した「季語」の意味なども解説しており、感心させられました。短歌や俳句は、「どんな言葉をどんな風に使うのか」が結構重要で、使用する言葉の選択や位置で、読む人の「イメージ」が大きく変わります。決められた語数内で、語彙力やセンスが求められるものだと改めて感じさせられました。作者さんの「練習用」も読んで頂くと、とても熱心に勉強されたのが分かります。日本の風景の美しさが垣間見える、素敵な俳句集、是非読んで頂きたいです。
五七五が紡ぎだす言葉の端々から、情景が鮮やかに浮かんできます。見えてくる情景からさらに色々な想像をかきたてられて心が躍るようです。どこか懐かしかったり、時には現代風な要素も踏まえた新しい感覚の俳句集です。あなたも是非、この俳句の景色の中に入りこんで、一緒に楽しんでみませんか?