アジャーニャチャクラ

『大天使エルクの書』とは、人を神にする世界中の魔法、秘術、幻術、妖術、式神術、薬草術、祈祷術、蠱毒術、神術、神仙術、召喚転換術、エーテルシステム、等を各国の組織幹部防衛レベルで管理するものだ。


人は変わらない。

永遠に生きて権力とともに生きるという強い欲。


人は変わった。

1人の個として、欲を満たすのではなく、(もしも)の時を考えてそれを、ともに一応は権力上必要最低限の裏切りがあるかないか。そこで、神という特権を上層部で分かち合う。



「マリウス・チャンを消せたのは不幸中の幸いだ。

これで、私は旧友に深い恨みを買うことになったがな。

私が、耳人形と合流しようとしているとの情報。まさか、警察経由で情報を操作していたとはな。

青いぞ、耳人形。

マリウスが殺めたのは、私が、放った刺客だ。

まいったもんだ。

私のその刺客は大抵の術者は倒すやつだがな。

ただし、所詮は私の式神だ。

紙っぴらだ。

別にいい、汚いやつは念入りに潰すだけなんだよ。」

三尾は、座禅を組む。

額には第三の目、アジャーニャチャクラが赤く光る。

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