第14話 映画
ダブルデートで映画を見に行く。
プライベートライアンって映画。
キャプテンの彼氏のなお君は高橋と同じバレー部。
この映画のチョイスはなお君が決めた。
何の映画かもわからずうちと高橋は付いてきた。
「あんまり近いと恥ずいからちょっと離れる?」
なお君が高橋に聞く。
「俺、映画は1番後ろで見たい人、1番後ろ避けてくれたらええかな」
「オッケー!」
ジュース買ってキャプテン達とは別れる。
1番後ろの席って誰もいない。遠いのに何でここがいいんやろう?
どうやらこれは戦争の映画っぽい。
結構最初からグロい、、、
うちがうわっとかひぇって顔しながら見てたんだと思うんやけど、高橋が「大丈夫?」って聞いて恋人繋ぎしてくる。
そこらへんから映画に集中出来ない。
高橋がほっぺに手を伸ばしてきてキス。
何回かキスしたら高橋がベロって唇舐める。
これは次の段階のキスする?
ちょっと前に親友からコツを聞いた。
口ちょっと開いて舌入ってきたら高橋の動かすのに合わせて自然に出来ると思うって。
高橋の舌が入ってくる。
舌と舌が重なって絡まって。
自然にって全然わかんない!
どこで息すればいいの?息継ぎ出来なくてはぁ…って息が出る。
舌が絡み合ってチュって音がする。
銃声が鳴りまくる映画で音消されて良かった。
離れてもまたすぐキス。
何回したのかわかんなくて、気持ちよくて頭がぼーっとする。
高橋が抱き寄せる。耳元で「ヤバいくらい可愛いんやけど、これどうしたらいいん?」
「わかんない…」
首から鎖骨のあたりにもキスする。ビクビクってする。
高橋は服の上から胸を触る。
高橋エロい。これ以上はダメや。
「高橋、ストップ!
これ以上はまだ無理!」
映画終わって、どうだった?って聞かれるけど、うちらほとんど見てない。
「グロかった…」
「今からどうする?」高橋が話題変えてくれた。助かる。
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