第2章 夜間飛行 VOL DE NUIT
§02 第2ステージ 夜間飛行 VOL DE NUIT
第11話 第2ステージ デモンストレーションゲーム
◇◇◇◇◇◇
6月10日(土)21時00分
◇◇◇◇◇◇
参加者たちが見ている画面に、
◇◇◇◇◇◇
『デモンストレーションゲームを開始します』
◇◇◇◇◇◇
という文字が表示された。
それと同時にゲームの画面が二分割され、一方は戦闘機のコックピットからの画像、そしてもう一方は自分の飛行機の機体を外から立体的に見ているような画像が映し出された。
ZeroOne「へえ、こういうことなのね」
◇◇◇◇◇◇
『機体を上下左右に動かしてください』
◇◇◇◇◇◇
Louis「大丈夫よ」
◇◇◇◇◇◇
『正面の敵を攻撃してください』
◇◇◇◇◇◇
Mai「OK」
◇◇◇◇◇◇
『地上にいる敵を攻撃してください』
◇◇◇◇◇◇
ZeroOne「よし。大丈夫。みんなも大丈夫?」
頷く
ZeroOne「言葉で喋ってよ。OKかどうか、わからないよ」
Louis「ごめんごめん」
Mai「ほんと。喋らないとテロップが流れないから了解かどうかわからないね」
◇◇◇◇◇◇
『今から敵機や戦車が現れるので攻撃してください』
◇◇◇◇◇◇
画面の中で自分の目の前を一機の機体が飛んでいる。
ZeroOne「下の敵はこっちのミサイルよね」
戦車も仕留めた。
ZeroOne「二人とも大丈夫」
Mai「うん」
Louis「全部やっつけたわよ」
画面の向こうから敵機が二機現れた。
ZeroOne「うわ。前から向かってくると、ちょっとびっくりするね」
Mai「うん、敵の動きが速いよね」
Louis「でも、なんとか全部やっつけたよ」
それから何分ぐらい続いただろう。デモンストレーションゲームが結構長い。それでも三人は出て来る敵、出て来る敵をすべて撃墜した。
Mai「わ!後ろから近づいてくる」
ZeroOne「落ち着いて
Mai「できる?」
ZeroOne「やってみて」
何とか上手くかわせた。そして反対に敵の後ろが取れた。
Mai「やった。ロックオン」
三人が敵機を撃ち落とした。
ZeroOne「前回のステージの動画で勉強したんだから」
Mai「さすが!」
◇◇◇◇◇◇
『デモンストレーションゲームは終了します』
◇◇◇◇◇◇
という文字が画面に表示された。
Louis「デモゲームが終わったの?」
三人の画面に
◇◇◇◇◇◇
デモンストレーションゲームを通過しました
第2ステージに参加してください
◇◇◇◇◇◇
という文字が表示がされた。
◇◇◇◇◇◇
『これから十五分間、参加者同士で戦って頂きます』
『そして十五分後生き残った参加者は全員。ラスボスたちと対戦する権利があります』
『ラスボスを仕留めた参加者にボーナスポイントが与えられます』
◇◇◇◇◇◇
ZeroOne「ラスボスたち……」
今までのデモンストレーションゲームの画面から画面が大きく変わった。
ZeroOne「な、なに?これ!」
◇◇◇◇◇◇
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます