第9話 エピソード4 集合

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6月10日(土)20時45分


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 喫茶店『エントランス2016』の喫茶店スペースに全員集まった。結局、みんなノートパソコンやタブレット端末で参戦したり観戦したりという感じになった。


 参戦するものはゲームにアクセスする。れいたち三姉妹のチームとまいの友人三人のチーム、ユウスケ、ケイト、リョウタが参戦することになった。


 京介きょうすけ和也かずやは自分の端末で観戦。舞の女子友達、優子ゆうこ佐和さわは二人で一つのノートパソコンで観戦する。


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アクセス


ZeroOne「へえ、こんな感じなんだ」


Louis「すごいね。喋った会話がマイクで拾われてテロップにでるの?」


ZeroOne「ねえ、今ってこの会話。みんなに見えてるの?」


ユウスケ「見えてますよ」


ZeroOne「あ、そういうこと」


ケイト「画面にある『グループモード』にするとチームの人だけで会話できるようになって、他の人は見れなくなるんです」


リョウタ「対戦が始まったら自動的に『グループモード』に切り替わるみたいですね」


Louis「すごいね。これ今パーティー会場みたいなとこだけど、九時になったら飛行機に乗るの?」


ユウスケ「前回の感じでは、時間になったら強制的に飛行機に乗った場面になるんですよ。それで、デモゲームが始まるんです」


Louis「難しいの? デモゲーム」


ユウスケ「いや、それほどでもなかったですね」


ケイト「前回と同じなら、まず自分の戦闘機を操作して動きを確認する」


リョウタ「そして敵機が現れるので撃墜する。そのうち攻撃してくる敵も現れるので攻撃をかわしながら撃墜する……それほど強敵ではなかったですよ」


ZeroOne「ふーん。でも、なんか参加者数すごくない? 前回、こんなにいた?」


ユウスケ「いえ……すごいですね。これ後数分で、まだ増えるのかな……今の時点で千人超えてますよ。三百チーム以上……」


 対戦開始まで後数分。舞の友人の雄介ゆうすけたちが一緒に参加してくれたことで、ゲーム前にいろいろな情報を仕入れることができた。


 前回参加者含め、たくさんの人が集まったことで操作の方法やゲーム開始までの流れについても前情報が集まり、変に不安がなくゲームに臨める。


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