流灯への応援コメント
偶然なのですが、部屋で蚊取り線香を焚いて、少々酒を飲みながら読んでいて、そういえば昨日、迎え火を焚いたなぁと思い返していたら、じわじわと物語世界に入り込んでいました。描かれる物語が、湿度の高い土俗的な世界なのに、それを描写する文章は、そっけないと言っていいくらいに乾いていて、そこにとても魅力を感じます(個人の感想です)。ラストの一文、とてもよかったです。
作者からの返信
コメントとレビュー、ありがとうございます!
少し不穏な田舎町をイメージしながら書いたので、それらしい雰囲気を口当たりよく描けていたなら嬉しいです。最後の一文は入れるかぼかすか迷ったのですが、そう感じて頂けたなら入れて良かったなと思えます。
流灯への応援コメント
凄く雰囲気のあるお話でした。
最後まで読んでから読み返すと、章生さんや柳瀬くん、それから夕子ちゃんそれぞれの気持ちを考えさせられて、より不穏で妖しい雰囲気が増す気がしますね。
例えば「仏を選んで流すのは生者のエゴ」と言った時の柳瀬くんはまだ流す側の人間だったのだと思いますが、実際自分が帰ってくることになってどう感じたのかなと考えてしまいます。夕子ちゃんを鬱陶しがりながらも会話はしているということは、そのエゴを受け入れているのかな、もしかしたら受け入れるしかないのかな、とか……。
他にも彼らの言葉一つひとつから色々考察(?)ができて、しばらく余韻に浸って楽しめそうです。
素敵なお話をありがとうございました!
作者からの返信
丁寧な感想とレビューありがとうございます。
あの結末に対してあの対応になっていることを思うと、何だかんだ情は残っているような気がします。色々想像して楽める作品を描けていたのなら嬉しいです!